2024年グラミー賞生ブログ #4

次は最優秀R&Bソング部門の発表。プリゼンターで登場したのは、おお何とリゾ！彼女は去年のROY受賞者で、去年フジロックで観た直後にハラスメントで自分のダンサーチームから訴訟されてて、つい先週に一部の訴えは棄却されたけど訴訟はこれから始まる、という状況なのを聴いてただけに、彼女のこの授賞式への出演はないとばっかり思ってたからこれは凄いというか意外だわ。そして受賞者は….おおやっぱりSZA「Snooze」だね！ステージの袖から走って登場したSZAはリゾと抱き合って大喜び。「10年以上前、リゾと一緒に小さな会場で100人くらいを前に必死にパフォームしたのが夢のよう。ホントにうれしい。ここにたどり着くのにどれだけかかったか、みんなにはとても理解してもらえないと思うけど、ホントに今はただ嬉しい」とちょっと涙ぐみながらスピーチするSZA、良かったね、と言ってあげたいね。おお、客席で一生懸命拍手してるのは多分SZAのご両親だよな。そしてテイラーも、マーク・ロンソンもスタンディング・オベーション。うーん感動的だ。

客席のテーブルに座るビリー・ジョエルと話しながら（「久しぶりの新曲発表して、マディソン・スクエア・ガーデンもソールドアウトらしいね！」）、トレヴァーが紹介したのは、オリヴィア・ロドリゴの「Vampire」のパフォーマンス。真紅のドレスをまとったオリヴィアはバンドをバックにステージ上で、意外と特に演出もない（顔にルージュをなすりつけてるくらい）ストレートでシンプルなパフォーマンスなのが逆にギミックなしでなかなか好感もてるな。と、思ってたら背景のセットのあちこちから血のりが流れ落ちてきた。これ、CGかなあ。ここでもテイラーは客席で立って踊ってるわ。

さて次は最優秀ポップ・ボーカル・アルバム部門の発表みたいだけど、その前にラス・ヴェガスのスフィア（球体LEDアリーナ）でレジデンシー中のU2のライブがあるらしい。ちょうどそれを今トレヴァーが説明してる。おお今日はスフィアの外観があのグラミーのトロフィーを移した球体になってるね。そこに一転してボノとU2のバンドメンバーのシルエットが移されて演奏が始まったのは「Atomic City」。カメラは一転、スフィアの中を移して、円形のステージを取り巻くのはいやあ人、人、人。このスフィア、噂には聴いてたけどなかなか凄いヴェニューだね。何でも総工費3500億円ということだけど、会場の内部の内装デザインも斬新。あ、ライブが終わった。このままボノが最優秀ポップ・ボーカル・アルバムを発表するらしい。自分の予想は本命◎オリヴィア、対抗◯マイリーだけどさあどうか。おお！もうここでテイラーが取っちゃうのか！テイラーは主要部門のアルバム取ると思ってたからここを無印にしていたのは我ながら不覚であった（笑）。ステージに上ったテイラーは開口一番「これ、私の13個目のグラミー。13は私のラッキー・ナンバーなの」。決して嫌味にならないのはスター性の為せる技か。客席からオリヴィアもマイリーもエド君も「しょうがねえなあ」って顔で拍手するしかない感じだね。ところでテイラー、するっとステージで「4/19にニューアルバム『Tortured Poet Department』をリリースするからよろしくね」と告知するあたりビジネスウーマンとしてもしっかりしてるなあ。この後多分インスタにアルバムカバーがアップされてるんだろうな。うーんしかしこうなると、今回もオリヴィアは無冠なのか？