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テレビ字幕 自助編@UDトーク

ステイホームが長くなってますね。
それでも1年前に比べたら、人々の活動は増えてますが、私は特に予定がない日はとりあえず家で過ごしてます。
そんな時の一番の友達がテレビ。

オリパラ期間中は何らかの競技の中継があり、生中継でも字幕が付いていることが多く、たとえ遅延があっても「ないよりマシ」と我慢しつつ見ていました。

でも、やっぱり字幕の遅延は、ときに意味がわからなくなるほどで、不満は募っていきます。

FBでも呟きました
https://www.facebook.com/100002722343452/posts/3971662829601089/?d=n

どうしてもっていう時は、テレビの前にBluetoothマイク(WT01)をおいて、音を拾い、スマホでUDトーク起動して、、、って感じで「自力字幕」で見てました。

が、最近のテレビって、スピーカーが後ろ側?全面?みたいで、どこから音が出ているのかハッキリしなくて、認識されにくく、どうしたもんか、と思っていたら、UDトーク開発者さまからありがたいアドバイスをいただいたので、さっそく実装。

①テレビの「音声設定」の変更
通常、イヤホン出力すると、スピーカーから音が出なくなり、他の家族が見れなく(聞こえなく)なるので、イヤホン出力とスピーカーの両方から音が出るようにします。

②「イヤホン端子→iRig2→使ってないiPhone」で接続。

③iPhoneのUDトークアプリ「トークを始める」で認識スタート。

普段、何を言ってるか分からない通販番組が分かるじゃないですか!
買いたくなってしまう、、、。


④ふだん使いのスマホでトークに参加して、手元で字幕!!(別室にいても字幕が見れます!)

(チャンプよ、君を見ているわけではないんだ、すまん!)

チャンネル変えても、テレビから出てくる音声は字幕になる!
当たり前ですが、CMになっても、そのまま字幕。

ヤバイです、、、。

これっていわゆる「手元スピーカー」の字幕版って感じですよね。↓こーゆーやつ

聞こえる家族と一緒にテレビを楽しめる!

テレビのそばでピアノを弾いたり、バスケのボールをついている娘がいても、テレビの音がちゃんと字幕になる!
字幕表示のスマホだけ持ち歩けば、CMの間にキッチンで用をしていたら、いつのまにかCM終わってて、後半見逃しちゃった、、なんてこともなくなる!

感動です!!

ちなみに、
手元で見てる字幕のスマホをいったん閉じてしまって、また再開する時は、今までは、再度、認識スマホのQRコードを読み取っていたのですが、、、
UDトークの「トーク」タブから復活できることも初めて知りました。

これで、「もう一回、QRコード見せて!」って言わなくてすみます。

聞こえる人は特別なことをしなくても、テレビを楽しめたり、ネットの動画を楽しんだりできるのに、聞こえないと、字幕をつけてもらわない限り、自由に楽しむことができません。

だからこうやって、自分で工夫することでそれを補うことになります。
そういう、技術の進歩はすごくありがたいし、恩恵もいっぱいいただいて、嬉しい限り。

でも、そういう「自助」で補えるから、それでいいや、とそこでは止まってしまうのは、ちょっと違うと思うのです。

だって聞こえる人には特別な手間やツールなんて必要ないのに、「聞こえない」と課せられる、、それを「しかたないこと」としてはいけないんじゃないでしょうか。

放送や配信する側が、「伝える相手」のことを考え、取り残される人がいないように番組や映像を作ること。
それがまだまだ為されていない限り、私たちが声を上げていく必要はあると思います。

行政や公共放送がなかなか重い腰を上げず、動かず、当事者達の困りごとがなかなか解決していかない現状。

そんな嘆かわしき状況を知り、私たちの困りごとに即して支えてくださり、手を貸してくださったりする民間の、個人の技術者さん達のおかげで、私たちの生活の質は少しずつ上がっていきます。
ほんと、感謝してもしきれません。

だからって、「公」があぐらをかいて、動かずにずにいるのは許せません。
声は上げ続けていこうと思います、たとえすぐには届かなくても、ね。

今回は、私が経験値と防御力レベルを1上げた報告、ということで、おしまい。
どなたかの参考になれば嬉しいです。

※参考までに、UDトークとテレビの接続状況を図にしてタイトル画像にしてみました。

いただいたサポートは私の人生を支えてくれた聴導犬をはじめ、補助犬の理解啓発のための活動に生かさせていただきます。