最強キング降臨の兆し〜ドラマ『美しい彼』S1-第3話
再放送『美しい彼』第3話@テレビ神奈川。
1週間首を長くして待っていたのに体調崩して今頃の感想になりました。
第3話は公式ビジュアルブックでは「クーデターと音楽室とファーストキス」の章。物語が大きく動きます。
前回の第2話の感想はこちら。
清居の、コンテストへの本当の思いと努力を2人だけの秘密として胸に収めていた平良にとって、コンテストの結果に対する城田たちの態度は許し難いものだったのだと思う。その気持ちの表れが「平良マシンガン」
原作では「マシンガンが欲しい」と心の中で言っただけですが、ドラマでは打っちゃいました(平良の妄想で)
しかも、クーデターが起きた時も。
この「清居を守るため、キレたら何も見えなくなる平良」は劇場版まで変わりません。
それだけの真っ直ぐな思い、時に怖いほどの思いが清居に刺さったんだろうな、と。
城田たちがしたことは酷いことだったけど、それがきっかけで、ひらきよの関係が大きく変わったと考えたら、グッジョブだったのか、、いや、あんなことされたらたとえ卒業の区切りでも一生許せないけどなぁ、私なら。(しかも清居が城田たちに謝ってるし。城田が謝れよって感じでしょうに)
ともあれ、クーデターでジュースまみれになったことが、「モデルプレス読者が選ぶ“好きなシーン”ランキング」No.2に選ばれた「音楽室での手にキス」シーンにつながります。
「特別」って言われた時の清居の顔、見ました!?
目が泳いで、その後の「キモっ」に滲む照れ。こりゃ、堕ちますよね。
何よりこんなことをまっすぐ本人を見て言える平良。
自分のこと、最底辺だ、汚水に流されてるだ、言ってるけど、あなた、強いよって感じ。
清居を守るために暴れたことといい、ここでまっすぐ清居に告げる姿といい、この辺りから「実は平良最強」が見えまくり。
だからでしょうか、このシーン、酒井麻衣監督もこだわりがあったとか。
BLで必ず話題になる「攻め」「受け」。
チェリまほでも「あだくろ」か「くろあだ」か、なんて話題になったり。
でも「美しい彼」では、キング「清居」と一兵卒「平良」でありながら、「きよひら」という人はほぼいないと思います。でもそれがはっきりしていくのはこれから先。だからこそ、ここで逆配置で撮った監督の意図、、深いなぁ。
原作という「文章」では描かれない攻め受けの立ち位置を思いながら見るのもドラマの楽しみかもしれません。
この光の感じ、2人の造作、、美しすぎ。
実は私、ドラマ、映画全てを通してのひらきよキスシーンでこれが一番好き。(手の甲へのキスですが)
しかも、後で分かるこの時の清居の表情が堪らないのですが、それは5話までのお楽しみ。
そして、ここからしばらく、平良にとっては夢の時間が続きます。2人乗りもstep2に進みます。
背中合わせだったのが、前向きになりましたね❤️
おうちデートや神社デート。2人の笑顔が素敵。
そして、なんとなく秘密を共有しているような関係を漂わす、教室でのこの瞬間も大好き!
その後、清居が雑誌に載ったことで「教室のヒエラルキー」がもとに戻ります。
また交わらない点と点になり、そのまま卒業していくと思っていた平良。そんな彼には、卒業式の清居の言動はきっとキャパ超えだったはず。
清居からのキス、からの、
突き飛ばし、はともかく、
「じゃ、またな」の流れ。
どこをどう受け取ったら、「別れの言葉」になるの?
「もう追いかけるなと釘を刺された」ことになるの?
「またな」は See you againだよ?
againの意味、分かる?
そんなこと言う前に、日本語、ちゃんと理解しよーよ!!
もー、拗らせ平良全開!!
そんなだから、この後、「色を失った世界」「無味無臭な数年間」を過ごすことになっちゃうわけで、、。
ここから、末っ子激推しの小山くんが登場。
いい奴なんだよねー小山。
その小山のおかげでまた2人の関係が動くことになるのです。いよいよ後半へ。
ちなみに、制服姿の2人はもう終わりかぁ、と嘆くこと勿れ!
ちゃんと伏線回収の第5話があります。かなり感動の5話、、今から楽しみ。
その前に、再会の第4話、観ないとね!