こんなはずでは、、が作り出した夢のような時間〜ドラマ『美しい彼』S1-第2話
待ちに待った再放送『美しい彼』第2話@テレビ神奈川。
公式ビジュアルブックでは「花火とカメラと夏休み」の章となります。
…って展開どころか、セリフもほとんど覚えてるほど、リピしているのですが、私の好きなシーン、ファンからベストシーンに選ばれるようなシーン満載で、幸福感の第1ピークな第2話でございますので、またじっくり感想を…。
第1話の感想はこちら。
夏休みといえば、、
宿題、そして思い出作り、、というのは今も昔もおんなじ。
学校では最底辺で漂う透明人間になりたい平良にとってそれまでの夏休みはきっと学校から解放される幸せな時間だったんだろうなぁ。
でも、たとえパシリとしてでも清居と過ごす時間の幸せを知ってしまってからは、「好きな人に会えない辛い夏休み」なわけで。
学生時代に片想いしてた多くの人(私含む)には、すごーく分かる気持ち。
偶然でもどこかで会えないかな。
なんて思っちゃう。
でも平良と清居の世界は、「1ミリも交差しない」から、そんな偶然もあるわけない、、、
はずが!
まさかの「夏のお楽しみ会@平良家」という展開!
慌てて、部屋の片付けしたり、干してあったパンツ取り込んだり、あたふたする平良がかわゆい。
しかも最後、ちゃんと鏡で身だしなみをチェック。平良の、こーゆーところが単に「ウザきも」にならないのよね。
自分の部屋に好きな人が入ってくることにドキドキしたり
清居を女の子呼ぶためのパンダみたいに扱う男の子たちに腹立てて「自分の家にいるのに、家に帰りたい」と思ったり
もーめちゃくちゃ、乙女ですって、この時の平良。
2人乗りのはじまり
おうちお楽しみ会から、パシリで買い出しに向かう平良を清居がチャリで追いかけてくる展開。
こりゃ、平良の心拍数、激上がりですよねー。
清居が「暑い」のも、自分のせいみたく、謝っちゃうし、もう、しどろもどろ。
でも、「清居くん、居心地悪そうだった」なんてことだけははっきり言っちゃって、その時の清居の顔、みた?平良?あれは、気持ちをギュッと掴まれた顔だよ、、たぶん気づいてないだろうけど。
で、初めてのチャリ2人乗り。
シーズン1、シーズン2通して、2人のストーリーにとって、「2人乗り」はとーっても大事なのです。
そして、その始まりがここ。
背中合わせ、顔見えない、でも背中越しに温もりが伝わる、、、うーん、エモ。
でもチャリ2人乗りは違反。
お巡りさんに追っかけられてしまいます。
でも、それがの次の最高のシーンに繋がるのです!
お巡りさん、グッジョブ!!
う、、美しすぎる!!
担任(全編通して、チラチラ登場するキャラ)から掃除の罰を与えられる2人。
そして、あの伝説?の水掛けシーン
ニット脱いでホースの水を掛ける清居を見て、ゴクっと唾を飲み込む平良の上目遣い。
濡れたワイシャツから透ける清居の素肌がエロすぎ。
清居からのアクションに、平良が応じて、「やめて!」と言いながら、清居の気を逸らせてホースを奪い反撃。ただただじゃれ合っているだけのこのシーン、数分続くのですが、1話30分という限られた時間の中でも、酒井監督はあえてこのシーンで時間を使ったそうです。
その狙い通り、ファンが選ぶ好きなベストシーンに選ばれています。
私はこのシーンの水しぶきの中の2人の美しさに加えて、やり取りが好き❤️
その時のリッくん(萩原利久 平良役)の顔が好きなのよー。
それに、清居も、平良の視線に気付いてるってことは、清居も平良を見たり意識したりすることがあるってことだよねーと。
そして、ここから清居の「キモ」は嫌悪の「キモ」ではなくなっていく気がします。
このドラマ、「キモい💢」→「キモっ」→「キモ❤️」の3段活用が攻略のカギです(笑)
ともあれ、旗のように揺れるカラフなビブス、水しぶきと光のきらめき、そして美しい2人、、このシーンを大きなパネルにして、部屋に飾りたくてたまりません。
私はコレで清居に堕ちました
平良の家の縁側シーン、2人のびしょ濡れの服が干してあります。腐女子達はここで、2人はお風呂に入ったのか、平良は想像するだけで卒倒しちゃうんじゃないか、とかいろいろ話題にするのですが、それはさておき。
(私的には、あの日の買い出しはどうなったの?掃除罰は制服だったから後日呼び出し?とか、その辺が気になったけど)
平良家の縁側はこれからこのシリーズで2人にとって大事な場所。
そこで平良の服を着て「萌え袖」な清居が言います。
きゃー、また来てくれるってことねー!!by平良
これ以降、ジンジャエールを見かけたら買わずにはいられなくなったゆせ(八木勇征 清居役)担が、ここにいます!
ジンジャエール買っておくから、うちにもきてー!
そして、花火をする清居に、思わずカメラを構える平良。
ここですよ、ここ!
ぐわぁぁぁ〜!死にそう、、、
ちなみに平良の「花火より好きなもの」のセリフ、原作では花火大会の時に買い出しに行かされた平良が他の子と交わすのですが、ぜーったいに、ここがいい!
このシーンにしてくれた酒井麻衣監督、脚本の坪田文さん、神〜🌟
「清居、、」は、「花火より好きなもの」=「清居」と、水浴びの時に「君付けで呼ぶな」と言われたこと繋がりの呼びかけなのか、、いやいや、どっちもの意味ですね。
そしてこの時の、ファインダー越しの清居、
花火キラキラ効果の中、「呼べたじゃん」でニコッとするゆせ、、、
に堕ちました、私。
OP曲「カラメル」とのリンク
前回書いたように、シーズン1のオープニング曲はもさをさんの「カラメル」
このドラマのために描かれた曲ってことで、とにかくリンクしまくり。特にこの第2話では、重なるフレーズやシーンがたくさん出てきます。
♪ポケットの中、言えない言葉たち
♪ファインダー越し目と目が合う 心臓の音が聞こえそう
♪この幸せ切り取りたくて、シャッターを押したの
♪2人だけの秘密嬉しくて なんて言えるはずがないよ
ぜひ歌詞全文を聞いた上で、ドラマを見直してみてください。
それにしても
「嫌いでもいい、好きでいていいですか」とか
「不釣り合いなの分かっているけど」とか
かなり、劣等感というか、自虐的な歌詞なのに、
暗い感じでなく、前向きに響くのはなんでなんでしょう。
オープニング映像の明るさもあるのかなぁ。
「美しい彼」シリーズのOP、ED曲はどれも「このBLドラマに合わせて作られた曲」ですが、歌としてそのまま異性愛でも通じるということを考えると、やっぱり人を好きになる気持ちって、性別なんて関係ないのだなぁと思います。
オタクな?「唇」考察
最後に、、
このドラマ、唇の演技?がすごいなぁ、と思いながら見ていました。
下唇を噛むだけで、ニヤけるのを我慢してたり、拗ねたり、、キモさやエモさ、いろんなものを表出してるなぁと。
2人の思いが通じ合ったシーズン2以降は、どちらかというと清居の気持ちが置いてけぼりになることが多く、結果、清居が唇を噛むシーンになって、それがまたエモいのですが、シーズン1は、こんなに平良が唇を噛んでいたんだ、と、まるで「平良 下唇」と検索したかと思うくらい、目について、、。
それだけ、平良が一方的に想って、その閉じ込めた思いが、時折、こぼれそうになるのを唇でしまい込もうとしてる感じなのかもしれません。
まぁ、この辺りはまだ、名実ともに「清居キング」「平良一兵卒」なので、あくまでも清居は神々しく、平良はキモウザなのですが、だんだんとその関係が変わっていくのが見所。
第3話は、あのシーンも、そして、あのシーンも!!
Netflix開けば、全部見れちゃうのに、わざわざ1週間待つ私は、平良に負けずと劣らぬ、キモいやつかもね。
※うっかり、記事を削除してしまい、再投稿しました。
「スキ」をいただいた方、すみませんでした!