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【企業とビジネスライター商談会 in 東京】勝手にイベレポ

昨日(2025/02/07)、新宿で開催された『企業とビジネスライター商談会 in 東京』に出展したので、その様子や感じたことなどをまとめます。


『企業とビジネスライター商談会 in 東京』とは

ライターのトイアンナさん、大橋博之さん主催の商談会。ビジネス系の執筆ができるライターさんと、そのようなライターを探している企業さんとのマッチングをする場です。

ライターがそれぞれ個別のブースに出展し、そこに訪れた企業の方と商談を行います。
ライターの負担は出展料のみで、商談が成立しても仲介料などを支払う必要はありません。企業の方は、事前登録をした上で来場されます。登録や来場は無料です。


会場について

新宿三丁目駅から徒歩数分の貸会議室でした。(次回以降は会場が変わるかもしれません)

15m×15mくらいのほぼ正方形の部屋で、その一角に受付として利用できる小部屋があります。机の間隔や通路などのスペースは適切に確保されていて、来客ピーク時にも、特に窮屈な感じはありませんでした。

また、来客が少ないときにも、これといって閑散とした寂しさを感じることもなく、部屋の広さや形に対するブースの配置が絶妙でした。照明が電球色だったり、ロールスクリーンがダークグレーだったりしたことで、落ち着き感が醸成されていたのかもしれません。

出展ブース

幅180cmの長机の半分(つまり90cm幅)が1小間分のスペースです。2小間で出展している人もいました。
壁側のスペースを割り当てられたとしても、壁にポスターを貼るのは禁止です。ディスプレイに使っていいのは、卓上のみ。皆さん、工夫をこらしていました。

ちなみに、私のブースは↓↓こんな感じです。

会場脇の休憩スペース

会場の脇に避けられた椅子が、ご来場者の荷物置き場や休憩スペースとして利用されていました。このスペースで昼食をとる出展者も。

商談会の規模感の割に、ご来場者の滞在時間がとても長かったのは、ここのお陰かもしれません。このスペースがなかったら、疲れたとき「スタバでも行くか」って出ていく人もいたんじゃないかと。

あと、ここで出展者のプロフィールをじっくり読んでいる人が多かったです。

パンフレット置き場

会場の真ん中に、長机一つ分のパンフレット置き場がありました。ここに出展者のパンフレットを置いておき、ご来場者が自由に持っていけるようになっています。終始、ここが一番賑わっていました(笑)。

気になるパンフレットをいくつか手に取る
  ↓
休憩スペースでパンフレットに目を通す
  ↓
商談する相手を選ぶ
  ↓
ブースへGO!

という流れができていたように思います。


ここが良かった商談会

私としては、非常に満足度の高い商談会でした。ということで、よかった点をあげていきます。

ビジネスライターが集結

ビジネスライターが35人も集う場って、かなりレアです。商談自体ももちろん大事ですが、ライター同士の交流ができたのも、嬉しかった。
ビジネスライターを探している来場者さんにとっても、他ではあり得ない貴重な機会だったんじゃないかと思います。

単独開催だからこそのアツイ商談

ライター単独の商談会って、他に聞いたことがない。

ライターが出展できる商談会って、これまで、他のイベントと抱き合わせになっているものしか出たことありませんでした。その場合、流れで「ついでにこっちも見ていくか」という来場者が多い。それはそれでありがたいのですが、確度の低い方との商談ばかりだと疲弊してしまいます。

その点、今回のビジネスライター商談会は単独開催なので、ビジネスライターを探している人しか来ません。当然、熱量は高いし、具体的な案件をお持ちのケースも多くて話が早い。空振り感が少なく、長丁場でも疲弊しません。むしろ、どんどんテンション上がっていきます。

来場者の滞在時間が長い

1.「頑張れば回り切れるんじゃないか」と思わせる規模感。
2.疲れたら休めるスペース。
3.単独開催だから来場者が流れてしまう他のイベントがない。
と、三拍子そろっているため、来場者の滞在時間が長い。2~3時間いらっしゃる方も多かったです。

来場者のバランスがいい

出版社、編プロ・制作会社、一般企業。
採用、広報、IR、マーケティング。
書籍、雑誌、会報誌、Webメディア、オウンドメディア。

あらゆる切り口で、来場者のバランス、来場者の求めているジャンルのバランスがすごくよかったです。主催者の持っているリストの質が、それだけ高いのだと思います。ありがたし。

ライターが企業と直接つながりをもてる機会は、なかなかありません。しかも、ライターを探している企業の方が、わざわさ足を運んでくれる。本当に稀有なチャンスだな、と。


ちょっくら反省会

本当にありがたい機会でした。
が、私自身には、反省点もいろいろありました。

プロフィールの提出忘れ

もうね、痛恨のミスです。提出を忘れていたため、来場者に配布される資料にプロフィールが掲載されませんでした。
休憩スペースで真剣にプロフィールを熟読している来場者さんを見るにつけ、「ああぁ、私もおりますぅ...」と泣きたくなりました。

暑さ、寒さ対策

大寒波の最中だったのですが、会場、暑かったんです。
これは、私が窓際のブースだったからかもしれません。ロールスクリーンは下りていたものの、それでもポカポカ。あったかい、眠い。暑い。トイレに行って、ヒートテックの肌着を脱いできました。

そうかと思えば、午後、日が当たらなくなると、途端に寒くなる。ということで、トイレでヒートテックを着てきました。

暑さ寒さは、その日の天気によっても変わりますし、ブースの場所によってもだいぶ違ってくると思います。トイレまで行かなくても調節できる服装にすべきでした。


参加者の声

出展者、来場者の方に、感想を聞いてみました。

直接多くのライターと話ができる機会は貴重

来場者Aさん
「編集プロダクションとスタートアップの広報の仕事をしています。編集プロダクションのほうには、いろんなテーマの相談が来ます。案件が来てからライターさんを探し始めるのでは間に合わないので、今日は多くの方とお話しして、『この方にはこういった案件をお願いできるかもしれない』とマッチングを考えながら交流することができました。
また、スタートアップの広報は、案件の立ち上がりから実行までのスピードが非常に速いのが特徴です。そちらについても、テーマごとに誰なら相談できそうかを考えながら、話をお聞きしました。
このような、直接多くのライターさんにお会いして話ができる機会は貴重です。皆さんの興味のあるテーマや取り組みたいことについて詳しくお伺いできたので、SNSでもつながって、具体的な案件が出てきた際にはご連絡差し上げたいと思います」

企業がどんなライターを求めているのか分かった

出展者Bさん
「参加して本当によかったです。企業がどのようなライターを求めているのかが分かり、また、リサーチャーとしての役割も期待されているということを知ることができました。
あと、自分の経験や知識が実は強みになるということに、今日初めて気づくことができました。また、隣のブースでの商談を聞くことで、効果的な自己アピールの方法や、いろいろなタイプのライターがいることを知ることができ、大変勉強になりました。ビジネスライターが集まる機会は珍しいので、ライター同士の貴重な交流の場にもなりました」

経験豊富なライターと多く出会えた

来場者Cさん
「コンテンツマーケティングの会社に勤めています。今日はエンドクライアントのコンテンツマーケティングを一緒に支援できるパートナーを探しに来ました。
ビジネスに特化した商談会というのは今まであまり見かけたことがなく、まさに求めていた場だったので、とてもありがたいです。
取材ライターを探す際に、一般的な深掘り取材はできても、ビジネスの専門的な領域は苦手という方が多かったのですが、今日ブースを回って、導入事例やホワイトペーパー制作の経験豊富な方に多くお会いすることができました」

具体的な目的をもって来ている企業が多い

出展者Dさん
「こんなにも多くの企業や出版社の方とお話しできる機会があることに驚きました。それぞれの企業が具体的で明確な目的を持って来ていることも印象的でした。
私は教育分野が得意なのですが、子ども向けのコンテンツや保護者向けの教育関連コンテンツの制作を希望する企業の方と具体的な話をすることができました。また、大学関連の仕事など、普段ではなかなか接点を持てない分野の案件があることを知り、新たな可能性を発見することができました。」


雑感

その他、いろいろ感じたことなどを。。

新しい出会い

大手企業さんや老舗出版社さんなど、22社・25名の方とお話することができました。
具体的な目的を持って来場されている方との、濃い出会いでした。

他の出展者の展示やパンフが参考になる

大きなQRコードを卓上に掲げてあったり、実績を冊子にして配っていたりと、他の出展者さんの工夫が素晴らしかったです。とても勉強になりました。

馴染みのクライアントさんともいろいろお話しできた

すでにお取引のあるクライアントさんもブースに来てくださいました。
進行中の案件のちょっとした確認や、「軽く相談したいことがあるんだけど…」と未確定な案件の軽い打診など、いろいろお話ししました。
こういう「ついでの話」って、案外大事ですよね。

来場者さんに相談に乗ってもらえた

今後、統合報告書にチャレンジしたいと思っています。ブースに来てくださった方が、統合報告書を多く制作されていたので、商談のあと、「もしよろしければ教えていただきたいのですが...」と質問してみました。
そうしたら、丁寧に相談に乗ってくださって。何から勉強すればいいのか、どのスキルを前面に出せばいいのか、教えていただきました。
さらには「興味があるなら、マッチしそうな案件が出たとき、ご連絡しますね」と言っていただいて。本当にありがたいことです。

次回も出たいな

ビジネスライター商談会は、今回、初開催でした。次回の開催はまだ決まっていません。

ぜひまた開催してほしい!
そして、その際には、ぜひまた出展したい!
そう願っています。


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