本屋を旅する店の日々 2019.2.25 尾道旅行1日目
2019.2.25 月
7時半起床。薄曇りだが寒過ぎない。風が春のような雰囲気を伴っている。卵かけご飯を食べて着替えて出る。御茶ノ水駅がどこかで停電が起こったらしく丸ノ内線が酷い人の数である。そのまま東京に向かうのだが混み過ぎているので一本遅らせた。それにしてもこんなことを毎日体験するどなんて明らかに間違っているよ。満員電車は東京在住者の性格を確実に悪くしているなどと雑に不満を言葉にしてみる。
そんなこんなで新幹線も予定より一本遅れたものに乗ることに。そのせいで尾道に着くのが14時前になってしまうことに。まあ急ぐ旅でもないから良いけども。
車内ではいつもだと今日やっている本が好き!の定例会議の資料をまとめて、あとはジャンプ+で『ロッキン・ユー』がナンバーガール復活記念で全話無料とのことで読むなど。このマンガの熱苦しさが好きなのよねえ。
ONOMICHI U2でとりあえず昼食。パスタランチセットを頼む。パン・サラダ食べ放題でドリンク付き。パスタ・サラダ・パンは美味しかったが尾道ブレンドは微妙なところ。苦いより味だけどコクがあまりない。好みの味ではなかったのが残念。それはそれとしておそらく昔は工場が倉庫だったところをリノベしているのだろう。天井も高く、海がすぐそば。窓から海が見えるカウンター席で食べられたのは最高だった。そのほか同じ建物内のジャイアントショップや雑貨も見る。
チェックインまで少しあるので行きたかった三軒家アパートメントへ。路地裏の古い三軒のアパートを再生して当時の趣そのままに店舗として使っているのだけれど、当時感が凄くて、そうかこれはリノベーションとかそういうことじゃなく再生なのだなと勝手に納得する。尾道は空き家再生プロジェクトでも有名なのだ。「尾道レコード」さんで少し雑談したり美味しいところを教えてもらったりして本を買う(教えてもらった店には結局満席で行けなかった……申し訳ないです)。
ゲストハウスあなごのねどこで出会った謎の学生と少し話す。一泊だけだというが色々なところをバイクで旅していて、尾道には初恋の人に告白しに来たという。返事は3年後とのことだ。なんてロマンチックな旅なんだろうと少しだけ憧れる。そういうの学生時代にまったくしなかったものな。
その後は夕日を撮りに千光寺公園の展望台まで昇る。ロープウェイもあるがあえて徒歩で行ったところこれが結構しんどくて展望台に着いたときにハアハア言っていた。体力不足だなあ。
千光寺公園の展望台にて。夕日を撮るのは難しい。山を下ろうと思ったけどせっかくだからと違う道を通ったら展望台まで戻ってきてしまった。そこでふと思う。せっかくの旅行なのにタスクを優先し過ぎてる。なんでわざわざ尾道まで来て次なにやるかばかり考えてるんだと、暗くなりつつある空を見ながら深く反省する。展望台に昇って日が暗くなるまでボーッとすることにした。周りにはわざわじ展望台まで来てアプリゲームを友達としている学生らしき一団と、隣にはスケッチブックで写生をしている学生服の男性(女性? どっちでもよろしい)。目の前の瀬戸内海と山々は少しずつ暗くなっていく。空には奇跡的に直角の形で2機の飛行機が跡を残して飛行する。春の薄靄がかかったような空を眺めて頭を空にした。
いい加減寒くなってきたし暗くなってきたしで宿に帰る。ロープウェイはもうなかったので来た道を戻る感じで。暗くて少し危ない。でも夜の山道も悪くない。時計を見ると18時半。紙片が19時までなので寄ることにする。
顔を覚えていてもらえなかったのは少しショックだったけどたくさん話して嬉しい嬉しい。お土産に買った出汁パックを渡したら柚子唐辛子をくれた。これも嬉しい。好物だもの。それにしてもいつ来ても素敵すぎる空間である。これから何度も使うことになるだろうけど物語の中みたいな感じ。CDと本を1冊。近所の美味しいお店を教えてもらったので行く前に、いったん宿に戻って弐拾dBインタビューの予習をする。
1時間ほどして中華料理屋の一楽へ。うめだいこんが美味しいというので頼んでみたら本当に美味しい。中華そばなのにうめだいこん。謎なのだけど素晴らしく美味しい。あと餃子と、オリジナルのドラゴンハイボールを頼む。ウマウマしていると紙片の寺岡圭介さんが友人と一緒に来てくれた。嬉しすぎたので話し過ぎた気がするけど良かったかな。楽しい時間を本当にありがとうございました!
で、知人に教えてもらったボトルカフェyes。という場所に行く。土日月しかやっていないので今日しか行く機会がないのだ。詳しくは書かないがとにかく良い場所だった。また行こう。
その後、23時過ぎに弐拾dBへ。インタビューと撮影と。いろいろお話しして楽しい夜を過ごす。以前の取材を補強するような形になりそうだ。本を3冊購入。帰宅したら2時過ぎ。もう寝る。