本屋を旅する店の日々 2018.9.15
2018.9.15 土
7時に起きて、ささっと用意して大阪へ。思ったよりも眠くないけどもやはりいつもは寝過ぎなのかな。雨が降っているのが残念が楽しみだった本屋はなんや祭なのでウキウキして行く。
それにしても誕生日である。33歳になった。歳をとるということがどういうことかまだイマイチよく分からないのだけれども、おそらくは楽しいことが増えていくことだと思っていて、それは実感としてそうで、だから人生はどんどん楽しくなると楽観主義な人間なのだが、体力は落ちているので運動しないとなーといつものように思うのであった。
昼過ぎにスタンダードブックストア心斎橋に着いた。いつも来ると変に安心するのよね。不思議。この空気感を下北沢でもできたら嬉しいけどできるかなやりたいな。
早速、クラウドファンディングのお礼的コンテンツであるパーソナルカラー診断を受ける。どうやら僕はアースカラーとか深みのある色が似合うみたいだ。逆に青味がかった色は良くないとのこと。来ていたカーディガンが薄めのグレーだったのでダメじゃんと笑ってしまった。
その後、棚ツアーで棚担当の方に絡んだり、少し原稿書いたり、直観讀みブックマーカーしたり、途中、買い忘れていた『SWITCH』のタモリ特集を見つけて買ったり、LVDB上林さんの落語を勉強せよというアドバイスを実践するために『落語の入り口』を買ったりした。
気付けば夕方。スタンダード中川さん、キューブリック大井さん、コトバノイエ加藤さん、建築家の橋下さん(と遅刻中のgraf.服部さん)のトークショーが始まる。キューブリックについてを中心に、いつものようにいつものごとくノリで話が決まっていくのだが、最後に出たのが「本屋の未来」について。最後の最後にやってきた服部さんの話が面白く。本屋ではなくて本の在り方が変わっていくだろうしそれは店、というよりは個人対個人の話になっていくだろうとのこと。そして商品が変わるなら当然店の形も変わるし流通の形も変わっていくだろう。まだまだ先のことだろうけども、という()付きの意見ではあったが、まったくの同感で大きな社会の流れとしてそうなっていくことは間違いないだろうとは思っていて、その流れの中でどうやって生き残るか?という問いの立て方が本屋、というか本の世界には必要なのだとあらためて思った。
せっかく服部さんがいるので『ようこそ ようこそ はじまりのデザイン』を買ってサインをねだる。誕生日だと話したらハッピーバースデーとも書いてくれてホクホクである。
トークが終わると懇親会だ。登壇者やスタッフ以外には、鎌倉にあたらしい本屋を作るという人と話したくらいで懇親会スタート時には他の人はまったく知らなかったのでとりあえず飲んでどうにかする。D丸さんに会えたけど懇親会には参加していなかったのが残念だった。それにしても参加者が100名以上いたというのだからものすごいものがある。某有名人も来たりして、中川さんがどれだけ慕われているかがよく分かった会であった。
途中、「本屋でしりとり」というゲームがあってそれもまた面白かった。6名1チームで店の中にある本でしりとりをするというもの(シリーズものの場合はシリーズ名は省略)。これのおかげで話せた人もいて、ゲームって良いよなあなんて思ったのだった。ちなみに僕らのチームは最下位。なぜか「う」がタイトルの最初につく本が見つからないのだもの。いやこれいざやってみると難しいんだって。
懇親会も終わり、二次会はいつもの中華料理屋へ。スタッフ含めて20名弱くらいかな。いつもそうなのだが中川さんの会は二次会が本番で面白い言葉が飛び出る飛び出る……といった淡い印象はあるのだが酔っぱらったのであまり覚えていない。途中で寝たし。とりあえず中川さんに褒められたことは覚えていて、ライター業をもっと頑張ろうと思った。
終わったのは午前3時。2週間前の僕のイベントのときと同様、中川さんは明石湯に行かれたが今回は眠すぎて遠慮してしまった。ドームホステルに帰ってすぐ寝る。