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レティシア書房店長日誌

とよたともこ個展「わたしはとんでゆく」

 とよたともこさんは、大学卒業後15年ほど演劇やダンスなどのパフォーマンス活動をした後、児童文学や絵本のことを学んだとプロフィールに書かれています。そして、今回が京都ではじめての絵画展です。
 身近にある新聞紙などに、オイルパステル、クレヨン、アクリル絵具で力強く描かれた作品は伸びやかで、見ているだけで元気をもらえそう。きっと、とよたさん自身が、絵を描くことで何か新しいことを見つけたり、生きることを楽しんでいるように思えるのです。人生いろいろ辛いことや、泣きたいことはいっぱいあるに違いないけれど、ちょっと視線を上に向けたら空は青いし、太陽は光を届けてくれるし、小さな幸せを感じることはできるやんかと言ってもらってる気がします。
 


 とよたさんの手製本絵本「どんどんつたわって」(1760円)は、イタリアのsilentbookcontest(言葉のない絵本の公募)を知って、挑戦したもの。絵を描いていくうちに、新たなステップに踏み出す機会を見つけ、そこからまた次へ。この先とよたさんの元気印の絵は、どこまでとんでいくのか見続けていきたいと思いました。
 暑い最中ですが、ビタミンたっぷりの個展にお越しいただけたら幸いです。(女房)

✳︎とよたともこ展「わたしはとんでいく」は8/30〜9/10(日)
13:00〜19:00(最終日は18:00まで)月火定休
✳︎その後、「本」のお店スタントン(大阪市東住吉区駒川 近鉄 針中野下車徒歩1分)にて。


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