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レティシア書房店長日誌

「喫茶結社の”読む”ラジオアーカイブス」byパーラー喫茶結社

 京都市上京区(千本上立売)の「パーラー喫茶結社」が出している無料のZINE「喫茶結社の”読む”ラジオ」を加筆修正して、一冊になりました。(1100円)

 「優しい言葉が必要な夜もあるかもしれないけれど、ただ、誰かが淹れてくれる一杯が大きな力になる夜もある。そんな誰かにとっての夜に暗躍できる場所をつくることが、喫茶結社の存在意義です。 このZINEも、貴方にとっての夜が少しだけあたたかくなる一助となれば幸いです。なんて、誌面では好き勝手に語り散らかしているだけなんですけどね。」と最初の「ご挨拶」には書かれています。
 2021年5月から2022年5月まで、毎月出されたフリーペーパーが集められています。毎回、「今月の一杯」「今月のトークテーマ」「今月の一枚」の三つの記事から成っています。もちろん、すべて店主のテラニシ・シュウヘイさんが書いています。
 例えば2021年9月のところを見ると、「今月の一杯」は、「世界でも有数の、コーヒー文化が栄える国、オーストラリア。いわゆる”ブラックコーヒー”は”ロングブラック”という名前になり、淹れ方も、エスプレッソにお湯を加えたものになります。」というコーヒーのウンチクや、商品の紹介が簡潔に書かれています。
 2021年10月の「今月のトークテーマ」では、喫茶結社としての活動に影響を与えた本として「カフェ明星(あかるい)」というタイトルのZINEが紹介されていました。
 「今月の一枚」は音楽の紹介なのですが、CDやレコードではなくカセットテープなんです。そこが面白い。
「カセットテープの魅力はたくさんありますが、まずそのガジェエット的かわいさが他のものには無い魅力を発揮しております。手のひら大のケースに収められた、立体的でメカメカしい外観。小窓からチラリと覗くテープが物質としての複雑さを感じさせる……..。」とその魅力を語っています。(21年9月の「今月のトークテーマ」より)

パーラー喫茶結社


 一読して、このカフェいいなぁ、近くまで行くことがある時に寄ってみよう、と思いました。


●レティシア書房ギャラリー予定(年内)

11/15(水)〜26(日)「風展2023・いつもひつじと」(フェルト・毛糸)
11/29(水)〜 12/10(日)「中村ちとせ銅版画展」
12/13(水)〜 24(日)「加藤ますみZUS作品展」(フェルト)
12/26(火)〜 1/7(日)「平山奈美作品展」(木版画)

●年始年末営業後案内
年内は28日(木)まで *なお26日(火)は営業いたします。
年始は1月5日(金)より通常営業いたします。



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