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レティシア書房店長日誌

中村ちとせ銅版画展

 遺跡に描かれているような、動物や草花や記号のようなものが、楽しそうに画面の中で踊っています。西宮在住のベテラン作家中村ちとせさんの銅版画展です。銅版画工房アトリエ凹凸から2001年に独立して、ちとせ工房を主宰。レティシア書房では4回目になる作品展です。
 

紅の賜物

 落ちついた渋味のある色合い、独特の質感の作品はどこか異国情緒が漂っています。それもそのはず、中村さんは20代の頃からの筋金入りのバックパッカーで、訪れた国は52カ国とか。見知らぬ国で出会った人々、風景、香り、食べたものなどが、作品の中に表れるのでしょう。作り込まれた迷いのないフォルムですが、まるで夢の中のことのようにふわりとした雰囲気を纏っているのです。
 久しくコロナで旅ができなかったのですが、昨年エジプトに行かれてまた新しい風が吹き込まれたようです。今年早々には南インドを旅して、すっかりハマったと聞いているにで、来年の作品展(2025/12月の予定)も今から楽しみです。
 

起立のままで

 オリジナルのペンダントもたくさん並びました(3000円)。もう何年も前ですが、初めて見た中村さんの個展でこのペンダントを買ったのがおつきあいの始まりでした。こちらもぜひ手にとってご覧ください。Tシャツにつけてもオシャレですよ。版画作品は全て販売しております。(額込み/10000円〜28000円)中村ちとせ銅版画展は9月15日まで。(女房)

●レティシア書房ギャラリー案内
9/4(水)〜9/15(日) 中村ちとせ 銅版画展
9/18(水)〜9/29(日) 飯沢耕太郎「トリロジー冬/夏/春」刊行記念展
10/7(水)〜10/13(日) 槙倫子版画展

⭐️入荷ご案内
子鹿&紫都香「キッチンドランカーの本3」(660円)
くぼやまさとる「ジマンネの木」(1980円)
おしどり浴場組合「銭湯生活no.3」(1100円)
岡真理・小山哲・藤原辰史「パレスチナのこと」(1980円)
GAZETTE4「ひとり」(誠光社/特典付き)1980円
スズキナオ「家から5分の旅館に泊まる」(サイン入り)2090円
向坂くじら「犬ではないと言われた犬」(1760円)
「京都町中中華倶楽部 壬生ダンジョン編」(825円)
坂口恭平「その日暮らし」(ステッカー付き/ 1760円)
「てくり33号ー奏の街にて」(770円)
「アルテリ18号」(1320円)
「オフショア4号」(1980円)
「うみかじ9号」(フリーペーパー)
小峰ひずみ「悪口論」(2640円)
青木真兵&柿内正午「二人のデカメロン」(1000円)
創刊号「なわなわ/自分の船をこぐ」(1320円)
加藤優&村田奈穂「本読むふたり」(1650円)
オルタナ旧市街「Lost and Found」(900円)
孤伏澤つたゐ「悠久のまぎわに渡り」(1540円)

 
 


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