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letter from books selva 03

 初めての体験が多い、3月だった。まずは6日。鹿児島市議会防災福祉こども委員会で意見陳述した。なんの意見陳述かといえば、もちろん、九州電力川内原発の20年運転延長に反対する決議を求める陳情に関してだ。記者時代、陳情審査を取材することはあったが、まさか自分が陳情者になるとは思ってもいなかった。持ち時間は5分。5分と聞いて、短いと思うかもしれないが、意外に長い。言いたいことを記憶する頭は持ち合わせていないので、文書にして読んだ。以下、最後の部分のみ、書く。

想定以上の大地震はいつ起きても不思議ではありません。それが13年前の福島原発事故の教訓ではないでしょうか? 川内原発が大地震に襲われず、大事故がなかったのは運が良かっただけです。鹿児島市民が被ばくしてからでは、取り返しがつきません。
各議員においては、熟議の上、本陳情を採択していただきますようお願いし、わたしの意見陳述とさせていただきます。

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