【実践】生成、拡張、置換...意外と知らない画像生成AIの世界
今回から3話に分けて、「生成AIに興味はあるけど、何から始めればいいのかわからない...」という方に向けて、はじめの一歩を踏み出す3つの方法をお伝えします!(今回は、画像生成の第一歩)
1️⃣ 画像生成に触れてみよう!
2️⃣ ChatGPTと話してみよう!
3️⃣ 作詞・作曲してみた!
実はこの依頼、セミナーで登壇する時に必ず要望としていただきます。
セミナーを主催する側の期待は、1人でも多くの人に生成AIを実際に活用してもらうことです。一方で、セミナーを聞いただけで満足してしまい、活用までたどり着けない参加者は後を断ちません。
なので、すぐに一歩踏み出すにはどうしたら良いのかを考えました。3つの方法のうち、どれか一つでも琴線に触れれば幸いです。
その一歩が、明日を変える可能性を秘めています。
1️⃣ 画像生成に触れてみよう!
まず初めに、画像生成でできることに注目しましょう。ざっくり分けて3つの機能を抑えておけば、様々な場面で活用ができます。
その機能とは、①画像を創る、②拡張する、③置き換えるの3つです。
各機能について、簡単に紹介します。
①は実際に手を動かしていただきたいので、ChatGPTを同時に開ける方は読みながら画像を生成してみましょう!
① 画像を創る
私はChatGPTのDALL・E3をおすすめしています。
複雑なプロンプトが不要なため、「画像生成のプロンプトが分からん...」という方でも大丈夫です。
では実際に、DALL・E3で生成される様子を見てみましょう。
(DALL・E3の設定をしたことない人向けに、設定の画面も載せておきます)
まずは、日本語でざっくりとした指示。
「20代女性が好むオシャレな画像に、ITの要素を加えて16:9で出力してください。白を基調とした背景にして欲しいです!」
とお願いしました。
生成された画像がこちらです💁
100点とは行きませんが、適当な依頼で70点のクオリティを速攻で出してくれます。
そして、DELL・E3の最大の特徴である追加依頼。
「全体のテイストをアニメ風にして欲しいです!」という意味不明な無茶振りに対しても、快く応えてくれます🥹
粘り強く何回も追加で依頼すると、自分が求める画像に辿り着けると思います🙆♂️
ちなみに、本記事のサムネイルは2回の指示で生成されています。
0→1で生成したい画像を指示するのは難しいです。しかし、生成された画像に対して、追加で指示を出すのは容易です。
なので、ChatGPTのDALL・E3は画像生成の敷居をかなり下げてくれています。
なお、ChatGPTの他の機能も併せて使えるというDALL・E3の魅力に関しては、ここに記載すると長くなってしまうので、私のnoteをご覧ください。GPTの特性を活かしながら、画像を生成しています。
さて、画像生成にチャレンジしたくなりましたか?
「ChatGPTを有料プランで使ってない……」
という方は、Bing image creatorのDALL・E3がおすすめです。無料で使えて、日本語の指示で画像が生成できます。
BingのDALL・E3は、
・生成回数に制限がある
・生成された画像に対して追加指示はできない
などの制限があります。
画像生成に触れてみる「はじめの一歩」としては、使いやすいと思います。
② 画像を拡張する
CanvaのMajic Expandを使って画像を拡張します。
※Canva有料プランでのみ使えます
Adobe FireflyやClipdropでも同様の機能は使えますが、ここでは詳細を割愛します。
Canvaに画像を貼り付けます。
2.画像をクリックして、画像編集を選択。
3.Majic Expandが出てくるので選択。今回はスライド全体に拡張してもらいます。
拡張された画像がこちらです。
よーーく見てください。パッと見ただけでは、違和感に気付けないと思います。
元の画像の部分に赤枠を付けました。
かなり自然に拡張されているのがお分かりいただけると思います。
③ 画像を置き換える
Adobe Fireflyを用いて、画像の一部を置き換えます。Canvaでも同様の機能が使えますが、個人的にはAdobe Fireflyの方が精度が良いと感じています。
今回は編みがけ状の位置に、寝ている猫さんを出現させようと思います。
「sleeping cat, illustration, cute, white cat, anime style」
というプロンプトで猫さんを生成します。
生成された画像はこちらです。
4パターンほど生成されるので、その中の一つを選択。白い寝ている猫さんが現れました。
精度はプロンプトに依存します。私はあまり置き換え機能を使わないので、紹介までに留めさせていただきます。
今すぐ、アウトプットしよう
さて、画像生成を試したくなりましたか?
「どんな画像を生成しよう……」と悩んだ方は、NewsPicksの新しいマスコットキャラクターを考えてみてください。
下記サイトに生成画像を投稿できる掲示板を作成しました。
OUTPUTしたい方は投稿していただいて構いませんので、お試しください!
次回は、下記について記事を書きます。
2️⃣ ChatGPTと話してみよう!
3️⃣ 作詞・作曲してみた!
※ 今回の内容は、『生成AI-EXPO in 犬山』で登壇させていただいたスライドをベースに作成しています。
※ こちらはNewspickのトピックスでバスった記事となります
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