第2図書係補佐(著:又吉直樹)
こういうのも書いてたんだぁと、図書館で何気なく手に取った本。
本書は、ヨシモト∞ホールが発行していたフリーペーパーに、又吉さんが本の紹介を載せていたそうで、それをまとめたもの。一部書下ろしもある。
本の解説や書評はほんの少し。ほとんどが本を読んだことで思い出したエピソードや救われたことなど。だから彼の人柄がとてもよくわかる。
自分では選ばないような本ばかりだったが、エピソードや語り口調が面白くて、一気に読み終えてしまった。
いくつかは、読んでみようかなと気になった本もあった。
又吉さんの話すペースや間、内容が好きで、最近、彼が出演するトーク番組をよく見るのだが、改めていいなと感じた。
笙野頼子三冠小説集 著:笙野頼子
“梅干を食べたムンクの叫び”の表情を真似たエピソード、読みながらどういう顔かと思わずやっていた。もちろん、又吉さんとは違って完全に一人の時に。
ジョンレノン対火星人 著:高橋源一郎
パンサー向井さんとのすれ違う会話。芸人さんだとジェネレーションギャップもこんなにも面白いものになるのか。今でも「餃子」は読めないのだろうか。
この2話は、涙が出るほど大笑いであった!久しぶりにこんなに笑った。
笑えるというのもあるが、無意識に読みながら顔真似をしている可能性もあるので、電車で読むのは避けたほうがよさそうだ。
中陰の花 著:玄侑宗久
又吉さんが26歳の時に横浜で出会った手相の占い師が「35歳…あっ!」と又吉さんの手を離したそう。
あれ、それって芥川賞とった歳じゃない?!慌ててぐぐってみる。
あぁ!やっぱり。
又吉さん、その横浜の占い師、紹介して下さいませんか。
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