【ぜんぶ読まないのは著者に失礼?】風の時代の『読書の方法』第3話
本日も『読書の方法』の風の時代アップデート情報です。
読書について話をしていると、よく耳にする言葉があります。
ぜんぶ読まないのは、著者に失礼だ。
お心遣いが嬉しいです!
本を書いた側からすると、もちろんぜんぶ読んでくれたら嬉しいです。書くって手間がかかる作業。ぜんぶ読んでくれたと聞くと、頑張って書いてよかったと思います。
ぜんぶ読んでくださった皆さま、
本当にありがとうございます。
では、
ぜんぶ読みさえすれば、著者に失礼じゃないのか?
たとえば、パラパラとしか読んでいないけど、その中に気づきや学びがあった。
これも嬉しいですよね。
みなさんに心の豊かさを提供できてよかったです。
たとえば、たった数行しか読んでないけど、そこに書かれていたことを実践してみたら、生き方が変わった。
これは最高!!
みなさんが人生をより素晴らしいものにするための行動につながったのであれば、こんな幸せなことはありません。本を書いてよかった〜!!
もちろん、その上で面白いと思ってもらえて、ぜんぶ読んでもらえたら最高の最高です!!
これはどうでしょう。
たとえば、ちっとも面白いと思ってないのに頑張ってぜんぶ読めば、著者は嬉しいのか?
ちょっとイジワルな質問ですね。
ごめんなさい。
個人的なお願いなのですが、
もし、『読書の方法』を読んでいて面白くない、役に立たないと思ったのであれば、その瞬間に読むのをやめてほしいです。
我慢して読んだ本って、嫌いになりませんか?
嫌いになる前に読むのをやめてほしいな(笑)
今は面白くなくても、何年後かに読んだら楽しく読めることがあるかもしれない。実際、再読して面白さに気づいた本がたくさんあります。
極端な例ですが、僕は、村上春樹を20年ぶりに再読してハマりました。太宰治を30年ぶりに再読してハマりました。
特に、太宰はたしか小学校で読みたくもないのに読まされ、僕はすっかり文学嫌いモードになり、30年ぶりに読むまで、読もうなんてカケラも思いませんでした(授業で仕方ないとはいえ、読みたくないのに読まされ、いまだに読もうと思えない文豪がまだたくさんいます汗)
あなただって嫌いになった作家の本、わざわざ手にとろうと思いませんよね。
嫌いになる前に本を解放してあげてください。
本に、あなたと出会いなおすチャンスを与えてくださいね。ベストなタイミングで再会しましょう♫
くっきー🍪
追伸。
風の時代の読書の方法(という言葉はつかっていませんが汗)について書いています。読んでいただけたら嬉しいです♫
『読書の方法~自分を成長させる本の読み方』久木田裕常(きずな出版)
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