ブックオフ　36号札幌美しが丘店

5回めほどの来店回数。大型店かつ久しぶりなので期待大。前回はトマスピンチョン　スローラーナー文庫　など。

まずはCD100円ワゴン。この店舗は在庫が多くワゴンも2台と市内最大級。ではあるが今回はターゲットゼロ。一昔前のJpopが大半を占めておりあっという間に見終えてしまった。買い物カゴまで持ってきたというのに…。

気持ちを切り替えて、文芸ハードカバー棚。海外部門に光明あり。ファンジョンウン　誰でもない　翻訳　斎藤真理子　晶文社　2018 初版　210円

「人間をつまらないものと見なす社会全体の雰囲気を目撃することは、どうにも、わびしい」

帯文と白と淡い水色のグラフィカルな装丁に読書欲を掻き立てられて購入。他にもパクキャンナム　あなたが希望です　などあまり見かけない韓国文学があり、好事家が近所にいるのを伺わせる。

小説の香りに釣られてそのまま海外文学文庫およびちくま文庫100円コーナーへと移動。購入には至らないものの大型店らしいちくま文庫の充実に心が満たされる。海外作家が極端に少ないのが特徴的だった。

お次はCD 280円棚へ。最近では珍しく500円棚（大量）と区別されているのがありがたい。同タイトルが3枚連続などザラでモンスターな在庫感に圧倒される。しかし好みの90〜Us indies は皆無。数枚試聴するも購入には至らず。残念むむむ。

はてさて、さいはて。いよいよ漫画コーナーへとぶっくおふたろうが入場です。軽やかな足取りで対戦相手をコーナーへ追い詰めていく。しゅっ、しゅっ、ぶしぶしっ。おおーっとハードカバー100円棚にて、藤原カムイ×大塚英志　アンラッキーヤングメン　1.2巻　2007年　初版　を発見だぁー。350ページ強のぶ厚さ、ハードボイルド・デカダンな雰囲気、三億円事件絡みのストーリー。おふたろうは購入を決めたーーっ。挑戦者立ち上がれません。カンカンカン。勝者ぶっくおふたろうー。ぱちぱちぱち。

今回は計３冊。CDに次回は期待したい。あと何も収穫が無かった場合、初夏に似つかわしくないガンガンの冷房で心も身体も冷やされちゃうからお気をつけあれ。

アディオス