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【本要約】エッセンシャル思考


こんにちは、服の種類が1種類のRYOです。エッセンシャルに、ミニマムに生活しています。


今回紹介する本は、ミニマリスト必見の1冊グレッぐ・マキューン著「エッセンシャル思考」。この本はミニマリストの考え方が凝縮されています。この本を最近はホスト界の帝王ローランドさんも勧めていました。


この動画を見ていただきたい人は

・ミニマリズムを実践している人
・時間を有効に活用したい人
・お金の浪費を少なくしたい人
・頭の中がごちゃごちゃしちゃう人


です。むしろ、現代の万人にとって必要な考え方と言えるでしょう。なぜなら、今の時代は生活の中に情報があふれていて、人々の決断を鈍らせるからです。

あなたは、こんな時はありませんか?

電車広告の「全部手に入れよう、全部やろう」という文字に踊らされて、習い事や商品をひたすら購入してしまう...

このような情報化社会では、やることが増えすぎて疲れてしまいます。頑張っている割に成果が出ず、お金も減って無力感に襲われます。そうならないためにも本書の考えを身に付けて、エッセンシャル思考を手に入れて人生を充実させましょう。

それでは本書の内容を3つのパートに分けて解説していきます。

1:エッセンシャル思考とは
2:優秀な人が陥る「成功のパラドックス」
3:エッセンシャルに生きるためには

1:エッセンシャル思考とは


●考え方
「より少なく、しかしより良く」を意識する考え方です。多くのものを手に入れようとするのではなく、本当に大切なものを見極めます。

逆に、エッセンシャル思考の反対の「非エッシャル思考」の人は、全てが大事だと思ってしまいます。図で表すとこのような違いがあります。

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右側がエッセンシャル思考です。一点に集中していることが分かります。
逆に、左側の非エッセンシャル思考の人は、どれも満遍なく大事だと思ってしまいます。あなたも自分に当てはなる部分はないでしょうか?


●行動 
次に、両者の行動の違いを見てみましょう。エッセンシャル思考の人は、より少ないものに集中して取り組みます。大切でない人からのお願いを断り、やることを減らします。

一方で非エッセンシャル思考の人は、あらゆるものに着手してしまうので、
力が分散してしまい、どれも成果が出ません。人からのお願いを断ることができず、やることが増えてしまいます。


●結果
両者の違いについては明確です。エッセンシャル思考の人は、自分の生活や決断をコントロールでき、充実感に満ち溢れています。

一方で非エッセンシャル思考の人は、自分の生活や決断をコントロールできません。次第に無力感に襲われ、無気力になってしまいます。


ここで一つ、本書のエピソードをご紹介します。
奥さんの出産に立ち会っていたある男性のエピソードです。奥さんは無事に赤ちゃんを出産しました。男性は人生の中で最高に幸せの時間を過ごすはずでした。

そんな時、同僚から「大事なクライアントが会議室で待っているよ」と冗談半分のメールが届きました。普通に考えれば、奥さんと赤ちゃんの側で寄り添っていなければならないところ、彼は「はい、行きます」とメールに返信してしまいました。同僚とクライアントに嫌われたくなかったからです。彼は会議室に到着したものの、クライアントの表情は暗いままです。なぜなら、出産直後の奥さんよりも会議を優先して来たからです。結局その会議は何も成果が出ず、彼は家族と自分自身を傷付け、クライアントの信頼さえ失ってしまいました。

断ることができず、大切なものが何であるかを判断できなければ、何も得られないどころか、全てを失ってしまうのです。


2:優秀な人が陥る「成功のパラドックス」


本書のエピソードをもう一つご紹介します。あるエネルギッシュな会社役員の例です。

彼は熱心でとても勉強家です。あらゆるスキルを磨き、深い知識と情熱が評価されて、どんどん大きな仕事を任せられていきます。それらを全て大事だと思い込んであらゆる分野の勉強を続けました。


しかし成果は出ませんでした。次第に彼のやることは散漫になっていきました。彼はこの時、非エッセンシャル思考になっていました
先ほどの図の左側のように、彼は満遍なく1mm進むだけで、どれもこれといった成果は出ませんでした。

このような優秀な人ほど、成功のパラドックスに陥りやすいと著者は言います。仕事で成功した人にどんどん仕事が任され、どれにも集中できず、本当にやるべきことを見失ってしまう状態です。成功を求めることによって、人は失敗してしまうというパラドックスです。仕事ができるそこのあなたも要注意ですよ。


3:エッセンシャルに生きるためには


エッセンシャルに生きるために、本書の教訓を3つだけご紹介します。


3-1:考える時間を持つ
世の中のほとんどはノイズです。無駄なもので溢れています。何気なく過ごしてたら無駄な情報の波に飲み込まれてしまい、適切な選択ができなくなってしまいます。

そこで、1日の中で「考える時間」を作ることがオススメです。頭の中にあることを紙に書き出してみよう。どれが今の自分にとって大事なことかが分かると思います。週に1日でもOKです。または月に数日でもOKです。大事なのは、その時間を予めスケジュールに入れておくことです。

マイクロソフト社のビルゲイツ氏は、年に2回ほど1週間の「考える週」を確保しています。

万有引力を発見したアイザック・ニュートン氏は、2年間孤独に引きこもって研究に没頭し、あの大法則を発見しました。

彼らは、「考える時間」を確保したから成功したのです。


3-2:持ち物を減らす
持ち物を減らすことも、エッセンシャルに生きるために重要です。


例えば、服。
毎朝、服選びをしていては、脳が決断疲れをしてしまいます。朝の決断の回数を減らすために、服のパターンを減らしてみるといいでしょう。

Appleのスティーブ・ジョブズやFacebookのマーク・ザッカーバーグは
私服が1パターンであることで有名ですよね。


また、テレビを手放してみるのも良いでしょう。
あなたは、もしかして、朝起きた直後や仕事に帰ってきてすぐテレビを付けてしまっていませんか?そのバラエティ番組、芸能ニュースはあなたにとって本当に必要ですか?だらだらと流し見するのは止めましょう。

エッセンシャルな人は、自分にとって本当に必要な情報を取得するために、有料のネットチャンネルやニュースアプリなどを利用します。常に無駄なものを減らすことを考えて生活しましょう。


3-3:一点に集中する
何かの成果を出す人は、同時に色々なものに手を付けません。一つのことに集中して取り組みます。そうすることで、人よりも成果を出すことができ、遠くに到達することができます。世の中の大半の物は重要ではありません。今のあなたにとって一番大事なものを見極め、一点に集中しましょう


まとめ


このように本書では、現代人に必須の考えが明記されています。ミニマリストがすでに実践している考え方です。無駄なものが多いこの情報化社会でより良く生きるために、「より少なく、しかしより良く」を実践してみましょう。

今回は本書の一部だけご紹介しました。ぜひ本書をお手に取って、皆さんもエッセンシャル思考を実践してみてください。

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