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お腹の上にある薄黄色の短いカーテンの向こう側。白衣の天使。

※妊娠出産ではないけど、産婦人科のお話なので見たくないという方は引き返してください。



先日、婦人科を受診した。

今回の体調不良の原因をはっきりさせたい!!と思って行ったけど、そわそわどきどき。

産婦人科って、結構頻繁にお世話になってるけど、、、どうしても慣れない。怖い。

待合室

待ち時間が長いから暇つぶしに本も持ってきたけど、このあと行われるであろうことが一瞬も頭を離れず、本の内容なんて頭に入らない。
赤ちゃんの元気な泣き声ですら「ここは怖いところだよー」と言っているようで不安が押し寄せる。
そして、病院に来てるというのに、この体調不良の原因をネットで調べるという謎行動。

早く全部終わってほしい!と思いながらも、呼び出し音とともにモニターに表示される番号に
ーー順番来ないで~。次か?まだか。よかった、まだだった。ーー
とぐちゃぐちゃな思考で喜一憂する。

そして、ついに呼び出し音とともに表示される、自分の番号。

「失礼します」と声をかけ診察室に入る


診察室

入ると看護師さんが名前を確認してくれたあとに「おかけになってお待ちください」と優しく声をかけてくれた。

地獄へのカウントダウンは始まっているけど、看護師さんが優しくしてくれた。それだけでも少し安心。白衣の天使とはこういうことだ。

そして、「こんにちわー」と先生登場。
その時点で、診察室の中にあるあの白い扉を開けるまで、あと数秒だということを示す。

淡々と問診表を見ながら今回の症状の確認と、以前受診してからのもろもろの確認をして...…

「では一応今回も、」←この時点ですべてを察して思考停止。不安のバロメーターはMax。顔は😰こんな感じ。
「子宮頸がん、子宮体癌、エコーをしていきましょうね」
「お荷物を持って移動してください」

あ、始まる。

きっと数分のことなのに、私にとっては地獄なのだ。

とか思ってたら、「荷物を置いて」って聞こえて、荷物置いて移動しそうになって止められた。
初めて産婦人科受診したときもだったけど、緊張と恐怖が合わさると、言葉の理解もできないのだ。


内診室

「お荷物はかごに入れて、下のお洋服だけ脱いでおかけください。」
看護師さんの指示通りにして、動く椅子に座る。

するともう私の視界は、目の前に薄黄色の短いカーテン、斜め上にはモニター。それだけ。この空間が私の恐怖バロメーターを振り切る。

ーー始まる。今回はどんな器具が使われて、それはどれくらいの大きさで、どれくらい痛くて、それがどれくらい続くんだろう。ーー
もう、怖くて怖くていやーーーーー

って思ってた時に振ってきた、看護師をしている友達の声。
「痛かったら、看護師に言ってごらん。どうにかしてくれるかも」

その声を頼りに、カーテンの向こう側にいる先ほどの看護師さんに、勇気を出して言ってみた。

「すみません、、、あの、今から使う器具って・・・・・・・・・・?こんなお願いをしてすみません。」って理由もつけて、できるだけ痛くないようにお願いをしてみた。(ちょっと詳細は書けません。笑)

すると少し顔を出して「わかりました、大丈夫ですよ!先生に伝えますね^^」って。
顔を見れたことと優しい笑顔と声で、私の恐怖バロメーターは、枠内に収まった。ほんと心の拠りどころ。
看護師をしている友達も目の前の看護師さんも、どっちも天使。


薄黄色の短いカーテンの向こう側

看護師さんがちゃんと先生に伝えてくれていることも耳で確認。
検査の流れを再度説明されて、内診台があがり、薄黄色の短いカーテンの向こうに下半身が入り、お腹の上にカーテンがきたところで、足が自動で開く。

ーーあぁ、行ってしまった。私の下半身。カーテンの向こう側に、私のあらわになった下半身が。恐怖と恥ずかしいの極みーー

そして内診スタート!!

お願いはきいてくれていたものの、緊張、恐怖があったから余計に、、、やっぱり(笑)

いっ(>_<)

すると、すかさずカーテンの向こうから「お口でふーっと息をはきましょう。」って天使の声。
その声に従って呼吸を整えると少しだけ楽になった、、、気がする。


シュールなカーテンの向こう側

そのあとも検査は続いて、やっと最強の痛みからは解放されたんだけど、、、
終わったあと数秒そのままの状態(カーテンの向こう側で足を開いた状態ww)で、先生が現段階での検査結果の説明とこの後の受診についての説明を。

1分に満たない時間だったけど、私のカーテンの向こうの開かれた下半身に向かって説明してた先生。
検査を終えてもなお、少し痛みが残る下半身をカーテンの向こうに残したまま説明を聞く私。
なんてシュールな状況

それを終え台から降りると、案内と一緒に「お疲れさまでした」って優しい笑顔で声掛けをしてくれる看護師さん。


ありがとう看護師さん。

苦手な産婦人科、怖い、痛いってゆう状況で、もしスタッフに冷たくされていたら、心が折れると思う。

でも、何気ない声掛けだけど優しく、笑顔で接してくれたおかげで、安心感があった。

きつい、汚い、危険の3Kって呼ばれてる職場で働いてて、ここまでの対応できるなんて、そこも含めて”白衣の天使”って呼ばれた所以だなと思う。

本当に看護師さん大事。

心から安心しました。ありがとうございました。

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