![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/35147508/rectangle_large_type_2_9523002098f02fbd651d467473d8cd03.jpeg?width=1200)
不器用に、でも自分の気持ちに正直に生きる中学生を書いた青春小説!
本日の本はこちら💁♂️
「窓をあけて、私の詩を聞いて」名木田恵子
そうページ数 191ページ 出版年 2018年
あらすじ
ミド、サクヤ、アキオは幼稚園の時から仲良し3人組だった。
ミドはそんな3人のことを『鋼の三角形』と勝手に思っていた。
しかし、中学1年生の9月にこの関係は変わってしまう。
眩と出会うことによって。
どうしてこんなことになってしまったのだろう・・・。
中学生時代のあのなんともいえない感情
(苦くて甘くて酸っぱくて)を書き綴った1冊。
印象的なセリフ
p32『やりたくないことをやったら、やりたいことが見えてくる』
p86『消えていいものなんか、この世にひとつもないんだから、それが自分に関わるものなら、よけいに大事にしろ』
感想
人は無意識のうちに他人にレッテルを貼る。 言葉に出さなくても心の中では貼っている。 あの人は優しい。あの人はかっこいい。 あの人は人見知り。あの人は面白くない。 それって、よく考えたらとてつもなく残酷なことなんだと思った。こっちが勝手に決めつけてるだけで、本当の姿は全然違うかもしれない。話してみたら、意外と面白いやつかもしれない。それなのに、人は他人に対してすぐにレッテルを貼りたがる。だから、世の中生きにくいんだよな。自分の勝手な想像だけで誤解してそれを広めるからさらにたちが悪い。そういう人がいるからいつまで経っても苦しむ人が減らないのだろうと思った。