2007年全国的な葬儀費用の平均は231万円、数万円で行えるものもあるが貧しさゆえに葬儀ができずに亡骸を野に捨てるといった事件もある。通夜と葬式・坊主へのお布施・会葬者への食事・祭壇や棺・葬儀式場までの案内板や受付テント・人件費などが葬儀代。それ以外にも会葬者への返礼品や寺へのお布施、戒名(死者に僧侶が付ける名前)の料金などは葬儀代には含まれない。葬儀代を除いたその他のコストは例えば葬儀が100名だとすると、飲食代50万円・返礼品一つ3千円として30万円・式場や音響設備などの使用20万円・お布施や戒名50万円と、本来の葬儀代よりも150万円くらい多く出費を強いられるかもしれない。亡くなった後の流れとしては病院側から指定業者を紹介されて業者の人が来ると、まず遺体を自宅に運ぶ運搬費が10キロ当たり3~5万円(なかにはサービスの所もある)かかり、帰宅後は枕飾り代(布団の準備や焼香台の設置など)が2万円、その後に葬儀の商談に入って葬儀一式方式というパック料金(実際には追加料金がかかる)のプランで葬儀が行われる。追加料金の例は遺影写真をモノクロからカラー変更するのに2万円かかるなど。棺代はグレードによるが5~15万円、納棺(死装束を着せて棺に入れる)が3~5万円、沐浴という儀式を行う場合は6~10万円、死に化粧する場合は3~5万円、事務代行料(医師からの死亡診断書または死体検案書を役所へ提出、死亡届の受理が終わって火葬許可証が公布されて火葬場の予約を取るまで)が1万円かかる。その後通夜と告別式で会場使用料が20万円、坊主への戒名料やお布施の相場が30万円程度、通夜ぶるまいでの仕出し弁当が30万円、翌日の葬儀で祭壇費が30~100万円、生け花や供物などのオプション付きで1基につき1万円、遺影2~4万円、参列者の受付テント設営費などが1万5千円、最寄駅からの案内板や家紋入り提灯が2~5万円、会葬礼状が10万円、霊柩車や会葬者送迎のマイクロバスがそれぞれ3~5万円、骨壺が3~10万円かかった。これらを最も安くまとめると98万円、最高級グレードなら200万円ほどかかる。

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