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【読書振り返り】2020年Vol.1(1月編)

こんにちは!
「本巡り会い」読書会担当のこうさかです。

今年から、毎月読んだ本の振り返りをしたいと思います!
2020年1月読んだ本は、この6冊です。

<読書リスト>
■自分の仕事を考える3日間(著:西村 佳哲)
■ビジョナリーカンパニー~弾み車の法則~(著:ジム・コリンズ)
■苦しかったときの話をしようか(著:森岡 穀)
■他者と働く(著:宇田川 元一)
■ハウ・トゥ・アート・シンキング(著:若宮 和男)
■奇跡の組織(著:秦 卓民)

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<振り返り>
■自分の仕事を考える3日間
今年のスタートはこの1冊!
約10年前に出版されましたが、いつか読みたいと思っていた本です。
音声でも感想は配信しています。

【自分の仕事】とは?の問い。
仕事とは何か?という一般論を話すのではなく、【自分】が主語になる仕事を自らの言葉で語ることができるか?
人生を通じて向き合うテーマです。

本書では8名の対談が収められていますが、ゲストを選んだ基準として『たった1人の前でも、300人の前でも、変わらずに正直に自分を打ち明けることができそうな人』と書かれています。
世間的にイケてるといったことではなく、自分自身にとっての意味や実感を大切にできるか?
年始に読むことができて本当に良かった1冊です。


■ビジョナリーカンパニー~弾み車の法則~
ボイスメディアvoicyのチャンネル「荒木博行のbook cafe」より。
パーソナリティ荒木さんのオススメ1冊です。

自分の仕事の信念を貫き続けるために、必要な要素が91ページにぎゅっと濃縮された1冊。いつでも手元に置いておきたい本です。

『最大の危険とは明らかな失敗ではない。そもそもなぜ自分が成功できたかを理解せずに成功することだ。』と冒頭に綴られていますが、目先の利益に捉われず、長期的な成功を描いて、じっくり腰を据えて取り組み続けることができるか?
誰の目に触れる事なく、コツコツと積み上げていくことが好きな自分にとっては、勇気づけにもなる内容でした。


■苦しかったときの話をしようか
自分の成功を考える上で、自分の特徴を知ることは必須。
キャリアを考える上で読みたかった1冊です。
マーケター必読の本『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』の著者が、我が子に向けて書きためた内容が本になっています。
「自分をマーケティングする方法」が本著のテーマ。

『経験がないのに考えても仕方ないは間違いだ。むしろ、ちゃんと考えないから経験に踏み出せないのだ。』との言葉は、胸にささる。
経験がないことを理由に、思考停止に陥っていることはないか?
①自分の特徴を知り ②それを磨く努力をし ③適切な環境を選択する。
キャリアの観点で、自分自身の理解を深める手助けとなる1冊です。


■他者と働く
自分自身の理解を深めた上で重要なことは他者理解。
本書では【ナラティブ】という言葉(物語を生み出す「解釈の枠組み」)が多用されており、他者との関係性において起きていること・改善するためにできること、非常にわかりやすく書かれています。

『自分のナラティブを脇に置いて観察できるかどうかが、その人が新しく価値のある仕事ができるかどうかの大きな分かれ目』
自分が大事にしている価値観は必ずあります。それを「捨てる」のではなく「脇に置く」。その上で、相手の立場に立って眺めてみると、今まで苦手であった人との関係も打開策が見えてくるかもしれません。
実際は、自分にも相手にも色んな感情があって、そう簡単にはうまくいかないんですけどね。笑
職場の人間関係うまくいかない時は、いきなり解決までできなくても、何が起きているのか?理解するだけでも少しは気が楽になる気がします。


■ハウ・トゥ・アート・シンキング
1/26(日)、今年最初の読書会でも紹介しました本です。
年始に参加したイベント【アートとサッカーから学ぶ、自分らしい働き方】を通じて出会いました。

うまくいかない状況を打開するヒントとなる「思考法」を学ぶことができる1冊。
【おなじ】を量産する社会から【ちがい】を生み出す社会へ時代は変化しています。前述の「他者と働く」の中でもありますが、【自分とは違う】という前提を受け入れることができるかで、ずいぶん生き方が楽になる気がします。

『異質なもの、「分からないもの」と出会ったときにすべきことは、それを「分かるもの」にすることではありません』の一文が印象的。
わからなくていいんです。重要なのは、想定外を楽しむこと。
「分からなくてもいいんだ!」という前提があると、未知の領域に足を踏み入れることが面白くなるかもしれないですね。

※本書を紹介した読書会の様子はこちらです。



■奇跡の組織
「荒木博行のbook cafe」より2冊目。著者との対談番組きっかけです。

組織の中で大人を「大人」として扱う。
と放送の中で著者の秦さんがお話されているのを聴いて、非常に共感を覚えて本屋さんに駆け込んで手にした1冊。
現在組織に存在しているルールは本当に必要なのだろうか?社員を信頼し、大人扱いをすれば無用なルールがなくなり、自ら考え行動する社員が増えるのではないか。

社員を管理する目的でできあがった風土は、
『失敗しにくい組織を構築する代表として、社員は思考停止に追い込まれてしまう。』
自組織はどうか、考えさせられます。自分の意思で仕事をしていないだろうか?上からの指示待ちになってないだろうか。
アートシンキングの話にもありましたが、わからないものに対して好奇心を持てる社員がどれだけいるか、組織が今後発展するかの一つの分かれ目であることを感じます。


いかがでしたでしょうか?
ジャンルの違う本でも、振り返ってみると、ある点が繋がって自分にとってより価値のあるものを見出せると思います。

本巡り会いの旅はつづく。

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