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転職して1か月経ちました。

転職までのことを書きながら、リアルタイムの状況も随時書いていこうかな。

社会人3年目の7月、ゴリゴリの法人営業会社からSIerの法人営業に未経験転職した。

転職活動の様子や選定基準などはまた後日書く予定。

大手SIerの子会社(地域限定会社的な)に就職し、アカウント営業として入社した。
※IT業界では「アカウント営業」「ソリューション営業」という区分がある。いまいちわかっていない部分も多いが。

端的に言うと、企業の顧客(既存顧客、新規顧客含め)の窓口になり、
企業が持っている各ソリューションにつなぐためにリレーションづくりをするところ。
未経験ということ、前職の経験的にソリューションを提案するというより
ヒアリングや経営課題自体の訴求が多かったことから、このポジションで採用された。

1か月経ち、結論から言うと

全然何もわかっていないし、本来の営業職らしいことはまだやっていない。

これはだれが悪いわけでもなく、シンプルに足が長い案件が多すぎて私が窓口になれる状況じゃない。

あと、たぶんだけど、何様やねんて感じやけど、

直属の上司は 人に仕事を回すのが苦手+たぶん回したくない。

キャパ的にもプライド的にも。

だから今は、会社から与えられた学習期間だと思って、ITパスポートの資格取得に向けた勉強と、
とにかくあらゆる商談に同席させてもらうというスタンスで仕事をしている。
あとは雑務もできる限りやりますという姿勢。

一番身近なチーム編成は
・私(社会人3年目、25歳になる)
・お兄ちゃん(30歳、3年前に転職してきた)
・おばちゃん(44歳、この人が私の直属の上司、役職者)
・パパ(50歳、仏のような心、事業部責任者)
というかんじ。

見事に世代がバランスよく分かれていて、このチーム自体はとてもありがたい。
お兄ちゃんがすごく面倒見がよくて、中途採用なこともあり
親身になっていろいろと教えてくれる。

おばちゃんが先に述べた状態。
転職初日に4人で飲みに行ったんだけど、その時間だけで先ほどの事態を理解できた。

案件名とか登場人物とかはよくわからなかったけど、
簡単にまとめるとこんなかんじ。
・私が転職してきたタイミングでちょうど会社的にも組織編成が変わった
・その前までは、おばちゃんが一人で見ていた業界
・おばちゃんが見ていた業界 特にリードタイムが長く
 売上もここ半年たっていなかったため一人で見ていた。
・しかしおばちゃんの労働時間が長く(残業時間が長い)
 上の人たちから目を付けられる
・おばちゃんにヒアリングすると、「稼働がひっ迫している」とのこと
→ここで私が採用される

・パパ おばちゃんが引継ぎ準備をしてきたと思っていた。
 しかし蓋を開けると全然進んでいない。
・おばちゃんがパパに共有せずにあれこれやっていたことが判明。
 パパが把握できていないことが多すぎ。属人的要素が多すぎる。
 しかし一応役職者だし、そもそもマネジメント責務もあるわけだから
 まかせるしかない。

・お兄ちゃんが転職時(つまり3年前)、
 私と同じ状況で採用されたらしいが、市況の変化で暇になった。
 そのため、別事業部採用にかわり、その部署でお客さんを持つ。
→今回の状況を鑑み、私と一緒に異動。
→あれ、また来たけど仕事ないぞ???

<その会のそれぞれの主張>
・パパ:
 ひっ迫しているなら案件を人に渡しなさい。
 人に渡す気がないなら、役職者なんだし自分で責任取る覚悟で
 プレーヤーとしてやりなさい。

・おばちゃん:
 人に渡す気があるけど、私にしかわからないことがまだ多い。
 何よりお客様が困る。
 そしてパパを差し置いて独断でやると、組織的にまずい。

(本人は言っていないけど 状況を客観的に述べるとこう。
【やるときはプレーヤーのように自由に、
 でも責任はパパに全部押しつけたいな】)
→これについては パパ「いや、もうやっとるやんけ」

・お兄ちゃん:
 ひっ迫している状況は後輩から見てもわかる。
 今体制は整ったのだから引き渡しの準備をしていいのでは。
 現状、おばちゃんがいう「引き渡し」は雑務しかやっておらず、
 お客様との折衝を引き渡さない限り永遠に続きますよ。

この堂々巡り。

この状況が一日でわかった私、ちょっと聡い?と勘違いしそうになったが、
おばちゃん以外の話がまっとうでわかりやすいだけだった。


ちなみに、わかりやすく「おばちゃん」という表現をしているため、
読んでいる人は絵にかいたようなお局キャラをイメージしているかもしれないが、
基本的には物腰もやわらかく、話し方もゆったりしていて仕事のやり方自体はとても丁寧で親切な人。

ただ、いざ核心をつかれると責任逃れ・他責の念が強いということがよくわかったので、ああ要注意だなぁと思った。

あれから1か月経ち、現状としてはまだ私に引き渡されるお客様が決まっていない。
たぶんパパがやっとお客様の全体像を把握し、事業部として取捨選択できるようになってきたところ。
そしておばちゃんに、お兄ちゃんと私に引き継ぐための準備をさせようとしているところ。

お兄ちゃんは1件だけ引継ぎを始めて、それ以外は前の事業部の仕事を継続している。

私はお兄ちゃんの前の事業部の仕事の手伝いをさせてもらいながら、
社内の雑務を覚えようとしている。
お兄ちゃんのほうが圧倒的にマネジメントスキルがある。

それからおばちゃんが行う商談には全部出席して、
とにかくおばちゃん一人で動くわけではないんだよ、と
お客様に会社としてアピールし始めているところ。

ただ、めちゃくちゃ暇な日もまだまだある。
なので、ITパスポートの資格取得を急遽決め、仕事がない時間は勉強するようになった。
ほかの人がいる場所ではやりづらいので、コロナ感染拡大に便乗してテレワークを始めた。
(会社としてはテレワークを推奨していて何の問題もないが、
 一応入ったばかりだったので毎日出社していた)


会社としては、大手の子会社ということもあり、
残業時間の削減等にすごく厳しい。
実際、私は前職から
1週間当たり労働時間が15時間減った。(え????)

そもそも定時での拘束時間が1時間減った+残業2時間分がなくなった。
年間にすると700時間減るらしい。
会社の労働時間制限ラインが、前職より700時間少ないのだ。

それなのに給与はボーナスなしの手取りでもトントン。
これにボーナス+残業代が乗る。

よく友達の中で「残業できないから給料稼げない」と嘆いている人がいて、
それに対しては普通に会社のためにも本人の能力向上のためにもよくなくない?と思っていた。
だから前職の「みなし残業制度」自体には共感していた。
(正しく運用されれば非常によい制度)

だけど、今はみなし残業でなくても残業する理由がないし、
先にみなし残業の制度を叩き込まれているから、残業しないほうがかっこいいと素直に思えている。
これは前職のいい効果。

とにかく私に今できることは
給料泥棒にならないように、就業時間内は会社のためになることをする。
それから前職のやり方を持ち込まない。
おばちゃんの状況は俯瞰で見る。巻き込まれない。

こんな感じです。
また詳細は定期的に書いていこう。

みなさんよい週末を。

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