漂流記

何となく今日を生きていて 明日の迎えを待っている
僕も大人になったから なる様になる事を覚えた
いつもみたいに死にたくなったから 街を悲しげに歩くんだ
誰も見ちゃいない分かっているけど 何故か少し安心するんだ

でも時々何かちょっと辛いや
思い出した様に続いた呼吸は消え入りそうに

滲んだ感情全て抱き抱えて 今を観ている君は泣いた
壊れた心を乱雑に蹴飛ばして 今を生きてた君は死んだ

あの時みたいにかくれんぼしたいな 隠れるのは得意なんだよ
「もういいよ」叫んでも誰も居ない 馬鹿みたいだ、バイトに行かなくちゃ

下らない僕も下らない日々も
全部消えちまえと願ったりするんだ
「もういいよ。」

誰かに貰ったナイフ握りしめて 薄ら笑う君を殺した
震える両手でギター搔き鳴らして 此処に居るよと歌っている

いつの間にか眠りに落ちてあれからどれだけ経っただろう
目覚めても何も変わりゃしない無関心な街が待ってるだろう

いっそこのまま眠っていよう陽溜まりの中で凍え死のう
何故だか涙が溢れるけど 何故だか身体が震えるけど

消えたい僕も生きたい君も 全て抱き抱えて
泣きじゃくる僕は あの日のままで
教えて教えて 正しい歩き方を

流れる人波の中で一人

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