bookman
2020年リリース 4th Album. Lyric note.
2013年リリース、1st mini album. Lyric note.
2017年リリース、3rd album. Lyric note.
LEDに代替された走馬灯は流れる 明る過ぎる程さ 僕だけのディスプレイに映し出した 僕だけは忘れないよ命の履歴 目を覆いたくなる様な過去を憎んで 手垢で汚したらもう捨てられなくて 全く御都合主義の馬鹿げた僕らだ 哀しいさえ超えて呆れ返る程さ 始まりとの距離は個人差があるから費やした感情も幸福と比例しない 空っぽになるまで声を枯らしたって 無情に泣いた夜が 想い出の場所なんだ 終わりを目指した旅路の果ては 僕らが願うより無機質で綺麗だ 感情
聴こえない 色味は遠ざかってく 待ち呆けも時が経てば置いてけぼりみたいだ 「下らない。」 吐き捨てた言葉の先には 転がる無数の夢だったはずの蕾 此処で過ごした夜の数を数えて一人苦笑ってた 憧れたのは遅咲きの花 血反吐はいて歌うその姿に 間違いを重ねた命も いつの日にか愛せるように 過去を憎んでも 明日が怖くても 差し伸べられる手はあるのだと 世界に中指突き立てて 今日も膝を抱えてたんだ とても愛されたいなんて言えやしなくて 蔓延る正論を嫌
木囃子です。 12月の中頃に、自分のプロジェクトbookmanとして、 新曲「トリアージ」をリリースしました。 早くも5000再生だそうです。 やはり嬉しい。引き続きこの曲が愛される事を願います。 常日頃、心を移植したデバイスを媒体に、 目が眩む程の速度で流れるタイムラインを眺めている我々現代人。 時に、多くの目を引いた見ず知らずの幸せや不幸せを見つけては、 瞬く間に群がって、我が物顔で喜んでみたり悲しんでみたり、 自己顕示欲にコンバートして、正義を掲げて喚いて見たり。
手のひらサイズの世界を眺めて 僕に知らないものは何も無いよ 色彩の無いこの毎日が、僕をこの場所へ閉じ込めたんだ 思春期のアクセサリー。 世間知らずの理想論。 恋愛依存者の最終兵器。 一人戦ったあの子の最期の言葉。 もう届かない、もう探せない、1と0の海の中へ 人知れずに沈んでしまった心の欠片探して耳を澄ましたんだ 夜が明ければ忘れるなら 何も心配しなくて良い ほらもう誰かが呟いてんだ 全て隠し陽が昇る 当たり前に誰かと過ごして 部屋に戻ったら世界が嫌いで 生きる為に笑っ
結局此処には何もなくて 距離感に迷う命の群れ 憧れた場所ではなかった 拒む事さえ出来なかった 誇れる場所と言えたならば 帰るべき場所と言えたなら 少しは愛せただろうか? なぁ? 僕は、此処で生まれた 好きでいるには見慣れすぎた 嫌いになる程知らないや 閉じ込められた気がしたんだ 誰もが自由なこの街で 汚れた顔したあの人も 吸殻投げ捨てた彼奴も 無関心決め込んだ僕等も 平等に愛するこの街で 愛は今日も売り捌かれ その8%を差し引かれて 遺りで必死に心を洗う 取れやしないや
きっと自然に笑えないのは 理由ばかりを探しているから 簡単な問題だ、分かってるんだろう? 積み上げた考察を崩してみた どうでも良いが最近部屋から出ていない 最後に声を出したのはいつだっけ? 僕は此処に居るよ ちゃんと生きてるよ でも証明出来ないや こんな鼓動外には届かないし せめて歌声だけは 誰かに響くのならば 嘘偽りの無い言葉を 此処から 愛されていたかった 誰にも嫌われたくなかっただけかもな 居場所を探して 人から奪って やっと「生きてるんだ。」なんて呟くんだろう?
眠りについた街をぼんやりと照らす 街灯の光が僕等の照明 忘れられたまま 彷徨い続けた 声にすら出来ない言葉と共にずっと 都会の空には星は見えないから かわりに眺めた画面の向こう 昼間に積もって混じり合った心 タイムラインに流して無かった事にした 匿名投稿の無機質な幸せに 二進法のまま、誰かが憧れていた 信じきれなかった あの日見た少年は 影の中で揺れる影とかくれんぼ 「朝が来る迄は。」 不安定な感情と共に幾度となく超えた夜を 愛したのは紛れもなく
用途不明の心を求めて 光の裏で揺れる影を探す 数えきれない足跡は続く 煙を吐いたあの日の記憶から 聞こえない程に殺した呼吸を 続ける為には何が要る? 刺された後ろ指の数数え 何を大事に仕舞い込んでいる? いつになったら気付く? いつになったら変わる? そう言って今日を迎える事に慣れた僕が今此処に。 遠くに響いた笛の音を聴いた 刹那に溢れた これが本当に心だとしたら 僕には綺麗すぎた 日が沈めば自然に月が輝く事 満天の星がそれを彩る事 呆気なく側に
毎日の事 すれ違う人 クラクションが嫌味ったらしく鳴り響いて 連鎖する罵倒 消えかかる感情 イアフォンを耳に押し込んで聞こえないふり 惰性で進め、それが定石 昔黒板にそう書いてあったから 色のない空を眺める僕等 一体いつになったら 此処から出れる? 逃げ続けた事の顛末 目を逸らす爛れた現実 憧れた日々には程遠い そりゃそうだじゃなきゃ報われねぇし クソみてぇだ、馬鹿みてぇだ なのに当然に腹減るし 死にたいと嘘をつくみたいで なんだかただ格好悪いよ
忘れてくれても構わない、だから少し話しをしないか? 小説みたいなものじゃない、よくある話の一つさ。 正しい事ばかりではない、でも噓偽りなど出来ない。 大切にしまう場所など無い、行き場を失くした心のお話。 水面の下から覗いた、世界はとても透明で、 微かな光で照らされた、命が乱反射してた。 映り変わる人々の顔、染まりゆく景色が怖くて、 僕が僕じゃなくなるには、時間はそうかからなかった。 いつの間にか明けた夜の中に。 忘れ物をしてきた
ある日母が言った、昔から静かに涙を流す子だった。覚えてないけど。 言いたい事はあった、 それでも言葉にすると失くなっちゃいそうで言えなかった。 押し殺して積み重なった、感情廃棄物の残骸。 この中から意味を見つけ出すのはもう無理かな。 道徳の時間に習った、心と心のお話。 使い方も分からないまま大人になった。 描き方を忘れた世界を手探りで探す日々。 滲んでしまった輪郭の無い心を探した。 頬を伝う何かに気付かず零れてしまった今日が、 昨日に成り果てもう
ねぇ、聴こえる? 聴こえるはずもないか。 世界が動きを失くしてもう随分経つもんな。 この場所から見える景色さえも、 忘れられた絵画みたいに、寂しそうに網膜に沁み込んだ。 ねぇ、聴こえる? 新しい唄が出来た。 鼓膜に触れた旋律はもう僕だけのものなんだ。 寂しい訳じゃない。そんな事あるもんか。 自分で選んだ生き方だろ。僕は幸せだよ。 分かってるよ。 生きていたいから、僕等は一人。 呼吸をしたいから、僕等は一人。 強く居たいから、僕等は一人。 寂
日々生活は酒気帯び運転 法で裁けないだけの犯罪者 罪名は自己肯定不可による 慷慨、及び世界崩壊妄想 無理をした幸せが集まって 渋谷スクランブル交差点にて すれ違い終われば死にたいと本音 届かない声が積み上がる場所へ SNSで呟かれた自殺予告に寄って集った、自称社会適合者共よ 欲しかった物はそんな物じゃないんだ 僕等思ったよりも単純だから 何て事無い日常に悲劇求めて 夢とか希望の慢性的欠乏なんだ これじゃどっちが素面か分かったもんじゃないな
体育座りの底で 今も見上げる水面は遠く この場所での呼吸の仕方も 上手くなったもんだ 真ん丸の息を吐いた 目一杯の憂いを込めて 嫌いになるのは得意だ 平日、昼間の都会は 齷齪と価値を紡ぎ続け 取り残されたと気取る僕 街へと沈んで行く 遥か向こうへ飛んでく 飛行機の光に導かれて 知らないこの道の終わりを 最期と呼ぶんだ 泥だらけで続く轍を 恥じる事等ないじゃないか 笑われたから捨てたものが 今更何故か愛しいんだ 分かってるよ、分かってんだ
How did you survive? I'm on the borderline between today and tomorrow. Don't leave me. Who do I say it for? Nobody knows. How much time has passed since I become to be able to talk here alone? I'm scared there's no destination. Hey what d
一人の朝に君は何処に 笑えない今日に別れ告げたい あの日確かに交わした記憶 風化して崩れ去った 繰り返す日々、変わらぬ街が根拠なんて無い苛立を生み 散々妬み、挙句は僻み 行き場を失う午後の線路沿い こんなはずじゃ無かったって 何回ここで叫んだって 明日が訪れる訳じゃねぇ 結局お似合いの待ち呆け イアフォンの先で唄歌いが 死にてぇよ、って歌う。 僕等、何にも成れないままで進む事の恐ろしさに眼を背ける。 諦めた明日、ほら元通り いつもそうだ 嫌にな