擦過傷
愛の不在、世界は進む 他人は塵屑と銃を構えて
薄笑い浮かべてすれ違う人は 不透明なあの日の猫みたいな眼をしてる
静かに確かに流れる時の 濁流に呑まれ息絶えた詩は
今も遠く何処か響いて カラシニコフの先で怯える子供みたい
なぁなぁ、答えてくれ 今日に意味はあるかい?
どうせいつか終わる旅路 それでも笑える?
罵声が響く交差点 入り混じる足音に 怯えながら母親を探す子供みたいな人
大丈夫だよって声を待っている
差し伸べられるその手を待っている
愛の不在、世界は廻る 他人は無きものと盾を構えて
電波と銃弾が飛び交ってる街で 不明瞭な心、用途も分からず
なぁなぁ教えてくれ 僕に意味はあるかい
どうせ大したもんじゃないぜ それでも生きていたい?
黄色い線の外側に踏み出す勇気で
何かを変えたいそう願うばっかりの日々です
もう良いんだよって声を待っている
そうやって今日も膝を抱える
愛されたい 僕達は それだけで 呼吸をする
枯れ果てた 涙と意味 ひび割れた 世界が吸う
大丈夫だよ。 もう良いんだよ。
待ち呆けはもう止めた 擦り減った靴で、どこまで行こうか
どうせ諦めたって終わりやしないから
無理矢理意味をぶら下げるのも終わりだ
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