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新曲「トリアージ」について

木囃子です。
12月の中頃に、自分のプロジェクトbookmanとして、
新曲「トリアージ」をリリースしました。

早くも5000再生だそうです。
やはり嬉しい。引き続きこの曲が愛される事を願います。


常日頃、心を移植したデバイスを媒体に、
目が眩む程の速度で流れるタイムラインを眺めている我々現代人。

時に、多くの目を引いた見ず知らずの幸せや不幸せを見つけては、
瞬く間に群がって、我が物顔で喜んでみたり悲しんでみたり、
自己顕示欲にコンバートして、正義を掲げて喚いて見たり。

あらゆる壁の排除され、二進法の世界における感情の送受信が、
当たり前になった今この時代における命、そして言葉の選別程、
難しいものはないなと思いました。

それぞれが、それぞれの世界で放つ言葉。
もちろん、個人の感情で優劣をつける事なんて出来ません。

ただ、一人一人が自分の言葉を本当の意味で大切に出来る様になれば、
かき消されたあの子の最期の言葉も、ちゃんと誰かに届いたのではないかと、そう思うのです。


そんな感情を書き連ねたら、優しい曲になりました。

前作の「ビニール傘越しに観た世界で」に引き続いての、
制作チームに加え、今回はゲストとしてちーさーさんこと、ワタナベチヒロさんをドラマーに迎え、よりバンドとしての色が強くなる様に収録していきました。
自分にとって先輩となる彼との収録はいい経験になり、
そしてこれからのサウンドも進化するという確証にもなりました。

憧れたのはロックバンドの音楽で、続けるにつれ変わっていくものもあるけれど、やっぱりバンドとして演奏するあの感覚を求めているのだと、そう改めて思いました。

いつか大きなステージで、
「ロックバンド・bookmanです。」と仲間と共に言える日を楽しみにしています。

いや、その日に向かって歩き続けています。

どうか、待っていて下さい。
正しかった事を証明してみせますので。

最後になりますが、今年もありがとう御座いました。
2019年に出した2曲も仲間に加え、来年もさらに先でまた会いましょう。
皆さま、よいお年を。

また、何処かで。

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