今、この場所にて
大きめの制服を風に揺らしてあの日僕らは
世界の全てを知りたかった 怖いものとか何も無くて
大人になったら変われるだろう そういうものだと思っていた
教室の隅で何を見ていた 黒板の数式と漠然とした未来
大人になって笑ってる今日は何でこんな寂しいんだろう
空っぽのまんまもう一度僕は煇る明日を願うんだろう
繰り返し、元通り
帰り道何も見えない様なふりして見てた斜陽
この世の全てがその場に静止して 煩い拍動が愛おしくて
これから何処かへ消えちまえるとして
僕は誰かの 記憶に隅に居れるかな
道端で俯いて何を見ていた
陽が落ちて夜がきて景色を掻き消した
結局僕は今となったってあの時と変われないまま
流される様に明日を探して沈む心掬い上げても
願わくば、あの日のまま
今この瞳に映してるもの 教室で見てた未来だろうか
望んで願って辿り着いたかい? 気付いたら今日を生きてたよ
生きていたいよ
巧くやらなきゃ生きていけない 本当の世界がそこにあるけど
幼い頃に掴もうとした 理想郷をまだ信じてる
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