育児の役割を固定化しないよう強く意識すべし
何人かいる子どものうち一人に障害があるという女性が、こんなことを言っていた。
「ふとしたとき、たとえば外食や旅行での入浴で、夫がいつも、当たり前のように、『障害のない子たち』の隣に座るし、彼らを風呂に入れる。障害のある子のケアは、常に私。とても良いパパではあるんだけど、そういうことの小さな積み重ねで、私は地味に削られていく……」
これは障害の有無にかかわらず、強く意識しないといけないことだと思った。
育児での役割は、無意識のうちに固定してしまう。そして、「主担当」「副担当」で分けると、たいていは上記のように、副が負担の少ないほうに固定しがちではなかろうか。
これ、たぶん意識するくらいじゃダメで、強く意識する必要がある。
我が家の場合なら、私が三姉妹(10歳、8歳、5歳)の面倒をみて、7ヶ月の長男を妻がケアすることになりがちだ。だから、私がなるべく長男をみるよう強く意識する。それでようやく、妻につかの間の「ホッと一息」が訪れるくらいだろう。
もしも、自分の家での役割負担の大小がいまいち分からないという人がいたら、配偶者にこう声をかけてみてはどうだろうか。
「今日は役割を交代してみよう」
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