第168回日商簿記1級問題解答してみての感想
おはようございます
こんにちは
こんばんは
さて、先日は検定試験の日に日曜出勤したので火曜日は有給休暇を使いました。
午前中は家事や買い物でバタバタでしたが、早チャブ(早弁)して昼から問題解答しました。
ここ数ヶ月は仕事や家のことで忙しく、なかなか勉強する時間は取れず(去年合格してるとはいえ忘れるのが嫌なので勉強してましたが)忘れている箇所や読み違いなどがあり
恥ずかしながら素点で66点(TAC採点基準)でした。
各科目の感想を書いてみましたのでどうぞ。
商業簿記
B/S作成、P/L作成、販管費内訳表の作成
6月商業簿記の試験委員と同じような解い方(特に冒頭の会社名は日商株式会社でなく当社と明記されていたり、前T/Bが簡素化されていたり、税効果の解い方など)
収益認識は初めてリベートの処理が出たのと、161回以来の出題となる検収基準による売上計上でした。どちらも初見では難しい内容でした。
それ以外の論点は通常の総合問題で出てくる論点ばかりでしたが改定償却率や社債の平価発行といった内容で解きづらい問題ばかりでした。
固定資産は減価償却累計額を直接減額するのを忘れないようにしてください!
161回検定の改題みたいな感じでまさかまた貸借対照表と損益計算書が同時に出される(販管費は内訳表まで)とは思いませんでした。
第2予想、第3予想でそれぞれ的中でした。
会計学
四肢択一、連結貸借対照表作成(3期間)
理論問題に関しては形式上は147回、159回、162回と同じで、内容は159回と162回の改題でした。仕掛研究開発費の処理、取得関連費用(今回は企業結合における取得関連費用の処理でしたが)の処理など出題されました。収益認識からは工事契約が初めて出題されました。
連結貸借対照表の問題は予想通りで第二予想的中でした🎯
ただ、支配獲得時、2年目、3年目のデータをタイムテーブルに起こして作成するので手間はかかりますが満点は狙えます。
一部売却について、今回は通常の(つまりその他有価証券評価差額金などのその他の包括利益累計額がないパターン)一部売却でした。
持分法から連結への移行問題も126回、158回の商業簿記で出題済みで3回目の出題となります。
どちらもできると思います(できるようにしないとダメです)。
工業簿記
費目別計算と工業簿記一巡
答案用紙を開いたら仕訳に勘定記入と驚いたかもしれません。問題を開くとびっしり材料費会計、労務費会計、経費会計、製造間接費会計と費目別計算のオンパレードでした。
残念ながら予想は外しました(前回も出たのであえて外しましたが出てしまいましたね)。
153回工業簿記でも全く同じ論点で当時も材料の購入の仕訳を問うてました。しかし、今回は材料の購入と消費、棚卸減耗、材料副費、消費価格差異まで仕訳が問われました。5つある中で3〜4つは取りたいところです。
労務費は時間外手当の処理もあり、複雑な資料でしたが、勘定でいう仕掛品と製造間接費は当てたいところです。
原価計算
CVP分析、業務的意思決定
言葉の穴埋めは迷うところもあり、スクール各社で解答も割れてます。具体的な数値がないので比率さえ合っていれば自分でテキトーに数値作ってOK。私は100万円の売上高を例にして計算しました。
業務的意思決定は150回の改題で解いていた方はラッキーかもしれません。こちらも具体的に製造するのにかかる時間が書いてないのでテキトーな数値を作ってOK。私は従来品を1個1時間、臨時を1個0.5時間と仮定して計算しました。
満点に近いくらいの勢いで原価計算は点数とったほうがいいかもしれません。
総評
商業簿記
161回の改題
会計
理論159、162回の改題
連結158回の改題
工業簿記
153回の改題
原価計算
CVP分析135、158、162回の改題
業務的意思決定150回の改題
過去問を解きましょう!どれも良問な問題でした