【100分de名著を語ろう】折口信夫『古代研究』③
こんにちは。
折口信夫の『古代研究』の回も、3回めとなりました。もう一度、今月度の内容(項目)を振り返っておきましょう。
以下、小見出し毎に見ていくこととします。
①ほかひびとが生んだ「祝福の芸能」
あらゆる芸事→神との関係から始まり、発展してきたとの仮説を提唱。
「いや、帰っていただかないといけません。そうしないと、日常生活にはもどれませんから」
「庇護者を失った芸能者は(略)放浪の旅をしました。彼らは、芸能者であると同時に、下級の宗教者でもありました」
ほかひ←「ほかふ」=祝福する。芸能は「祝福する」ための行為として生まれた。
②芸能者の持つ「聖」と「賤」の側面
「ほかひびと」=各地域の神人、宗教者がときの流れによって排斥されるようになった。
③ほかひびとのルーツとしての「門付け」芸人
④あれも芸能、これも芸能
「現代の芸能に受け継がれている多くの型をみとめることができます」
「日本の芸能は、祝福芸の性質を持ちつつ、神と人間との関係性の中で、さまざまな「かたち」「型」を生み出してきました。
⑤無頼の徒と芸能
「折口信夫は、芸能者を「聖と賤が表裏一体となった存在」と見ていました。神を演じ、人に祝福を与える存在であると同時に、「下級の宗教者」として、時に差別の目にさらされました」
⑥少年折口の「悪所」通い
⑦芸能者への温かいまなざし
私的な「メモ」
民俗学「全体」(というのがあるのなら)の中に、どう折口が位置づけられるのか。
後年の、例えば網野善彦さん辺りとの関係はどうなのか。
今回の「レジュメ」は、以上といたします。最後までお読みくださり、ありがとうございました。それではまた!
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