【読書会】『あのころはフリードリヒがいた』第3回分レジュメ(#139)
こんにちは。
見出しの画像は、本文中の第17節「理由」の挿絵から拝借しました。今回(6月6日開催分、第139回)読む範囲は、17節から24節までの8節の予定です。
⑰プール(1938年)
・こんなのは、そうそうお目にかかれるもんじゃないぞ(略)ユダヤ人の身分証明書だぜ(略)ひゃあ! ユダヤ人がおれたちのプールにはいったんだ!
・おまえなんかが警察で証明したって、信用してもらえると思ってるのかい? ええ?
⑱儀式(1938年)
・この聖なることばを告げる役に召されることは(略)この日をもって、きみには新しい人生がはじまった(略)われわれの教団に仲間入りしたのだ。
・フリードリヒって名前、ヘブライ語でどういうか、教えてあげようか?(略)ソロモン!
⑲出会い(1938年)
・じゃまなユダヤ人 あちらへこちらへ(略)これで世界は 安心だ
⑳ポグロム(1938年)
・アスケナーゼ先生のところまでくると、先生の表札がひんまげられて玄関の前にころがっていた。
・「あいつらに一発ああしてくれて、せいせいしたぜ。」
・そのときだった。その「よいっ――しょ。」につられて、ぼくの口からかけ声がでた(略)気がついたときには、ぼくも力いっぱいドアを押していた(略)そのときには、見物している人はもう一人もいなかった。
※「ポグロム」=ロシア語に由来する、「破壊する」「焼け野原にする」の意。1881~1917年のロシアにおけるユダヤ人迫害からできた言葉。その後、あらゆるユダヤ人迫害の集団的行為を指すようになった。
㉑死(1938年)
※ あまりに凄惨なので、転記できませんでした。
㉒修理屋(1939年)
・お父さんが働いちゃいけないのなら、ぼくがなにかしなきゃ、しようがないだろ。
・レッシュさんの立ち退き要求だ。
㉓映画(1940年)
・ユダヤ人、ジュース (=ジュース・オッペンハイマーを描いた、反ユダヤ映画)。
・ぼくは一度、ヒトラー・ユーゲントで訓戒を受けていた。
・うちは、たいへんなんだ。戦争だからだけじゃないんだ。
・おばさんは命令した(略)あんた、しっかりしなさいよ! 強制収容所にいきたいの!?
㉔ベンチ(1940年)
・ぼくといっしょにいるところを見つかったら、かのじょは収容所ゆきなんだもの!
* * *
進むにつれて過酷な状況となっていき、読むのが辛くなってきました。しかし、直視していこうと思っています。お読みくださり、ありがとうございました。それではまた!
最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。ときどき課金設定をしていることがあります。ご検討ください。もし気に入っていただけたら、コメントやサポートをしていただけると喜びます。今後ともよろしくお願い申し上げます。