1月26日 出版記念特別セミナー
2月1日にブックダムでの出版第2弾として
『第三世界の主役「中東」 日本人が知らない本当の国際情勢』が発売となります。
それに先駆けて本書の著者である石田和靖さんの出版記念セミナーが1月26日夜、東京新宿にある東京オペラシティのサンワード貿易株式会社セミナールームで開催されました。
同セミナーでは参加者に発売前の『第三世界の主役「中東」 日本人が知らない本当の国際情勢』が誰よりも早く手に入る特典が付いており、我々ブックダムにとっても、本書が最初に読者の手に渡る機会でもあるので、どんな反応をされるのか、楽しみでもあり、不安でもあり。
しかし、そんな多少の不安など吹きとぶような一夜となりました。
盛況だったセミナー
同セミナーの参加者は約100名。有料セミナーであり、且つ金曜日の夜に開催されるセミナー。本来であれば非常に参加のハードルが高いセミナーにも関わらず、定員である100名に近い方にご参加いただけました。
ご参加いただいた方々の年齢層は40代以上の方々が多くお見受けできましたが、40代~70代くらいまで万遍ない偏在であり、且つ、男女構成比で行けば男性6割、女性4割。この辺りに石田さんの人気の幅広さが伺えます。石田さんの話の最中も、ジーっと石田さんを見つめられている方、盛んにメモを取られている方、そして、手元にある書籍を開きながら石田さんの話を聞かれている方など、参加者の方々の熱気が湧いて出ているような雰囲気でした。
興味深いテーマと話術のコラボレーション
毎回更新されているYouTubeチャンネル「越境3.0チャンネル」でもその部分が垣間見れますが、石田さんの話は本当に興味深いテーマであり、且つ、聞くものを引き付ける話術をお持ちです。
今回の講演の内容は、
*石田さんはなぜ海外に(主に中東に)着目したのか?
*ドバイバブルが弾けるまでの経緯と、復活の予測
*なぜ日本人はそうした本当の中東の姿を知らないのか?その要因
*4月に予定されているサウジアラビアツアーに向けて、サウジアラビアのリアル
と言った構成でした。
実はどの部分も本書にに記載されている内容ではあるものの、そこまで細かく書けなかった補足的な内容でもあります。
本書の章ではほぼ第1章で書かれている部分ですが、結局こうした情報というか石田さんの体験から出てくるお話しは、本書の各章に関連せざるを得ない部分もあり、出版記念講演の内容としては、これから本書を読んでいただく方により深く内容をご理解いただける一助になっているように感じました。
また、講演時間は1時間10分程度。一人で話すには少々長い時間かも知れません。普通ならば途中で飽きたり、眠くなったり、が想定できるのですが、そこが石田マジック。飽きさせません。多分参加者の何割かは「越境3.0チャンネル」のフォロワーさんであろうと思われましたが、以前聞いているかも知れない内容でも、初めて聞くような内容に思わせてくれます。
あくまで推測ですが、その要因は
①原稿や資料を読んでいない
②投影資料は中東周辺の地図だけ
③ほぼトークに「引っ掛かり」がない(噛んだり、引き伸ばすような語句がない)
にあるのではなかろうか?と拝聴しながら感じた次第です。
サービス精神の結晶
話はセミナー開始前の準備の段階に遡ります。
今回の参加者に差し上げた本にはすべて石田さんのサインが記されています。このサインはセミナーの数時間前に石田さんに書いていただきました。
通常本へのサインは「見返し」の部分に書き込みます。そしてこの見返しの部分は白い用紙が使われているケースが多いのですが、本書の見返しは黒。これはイスラムのイメージカラーが「黒」と「緑」(国旗に使われている配色はこの色が多い)との石田さんからのレクチャーがあり、本書は黒と緑がふんだんに使われている結果、見返しも黒になりました。
そのため、サインに使うペンの色は黒地に映える色でなければならないため、白いマーカーペンを用意しました。ところが、ブックダムスタッフの遊び心と言うか、読者へのサービス精神がここで発揮され、その他に金色のペンも用意しました。試しに書いてみると、何となくゴージャスに見えます(笑)。
そこから石田さんのサービス精神が発揮されます。
「金のサインはなにか特別感を出そうよ」と言うことで、全部で100部近いサイン本の中に、5部だけ金のサイン本を混ぜることになりました。そして主催のサンワード貿易さんのご協力もあり、金のサイン本が手元に来た人には、大当たりとしてプレゼントを供出いただけることとなり、たった5分で参加者の皆さんに喜んでいただけそうな企画の出来上がり、となりました。
石田さんは常にこうしたセミナー参加者やフォロワーへの気配りを忘れません。実は本書にもまだ知られていない仕掛けが準備されております。
大ブレイクを予感させる夜
1月中旬からamazonでの予約が始まり、何と最高で総合ランキング8位。26日も20位台と、すごい勢いです。
しかしそれよりも実際に本書を手に取られたお客様を拝見していると、うれしそうなお顔だったり、実に丁寧に本を扱っていただけたり、と出版社としてはこの上ない喜びに包まれた夜でした。そしてそれは今後発売後に起こるであろう大ブレイクを予感させるものでもあります。
最後にお伝えしたいこと
本書は今、中東に耳目が集まっているから出版された本ではありません。ですからイスラエル×ハマス戦争については、ほんの少しだけ(でも十分背景を理解するに足ります)触れる感じではありますが、それだけではないリアルな中東を知ることで、きっと読者の皆さんに「何か」気付きがある本、と思っています。
この本がより多くの読者のみなさんの「未来をめくる」ことができる、と信じて。