海外マンガ情報誌『漫海』第4号完成!
こんにちは!海外コミックスのブックカフェ書肆喫茶moriの店主です。
Vtuberのげそにんちゃんと世界100カ国のマンガを紹介するぞ!という思いでつくりはじめた海外マンガ情報誌『漫海』。
ようやく第4号が完成しました~!
世界のマンガ探究の旅は果てしなく途方もない道のり。
広大で深遠なる海外マンガの海に手作りの筏で漕ぎ出した命知らずたちが漂着する場『漫海』。
創刊号、第2号、第3号に引き続き、ご協力・ご寄稿いただいた皆さま、本当にありがとうございました!
皆さまのおかげで、素晴らしい本が完成しました!
『漫海』創刊号、第2号、第3号については下の記事をご覧ください!
この度完成した『漫海』第4号がどんな雰囲気がご確認いただけるようにチラ見せ動画をつくりました!どうぞご覧ください!
装丁はこだわりたい…!そもそも『漫海』の創刊理由のひとつがそれ!
キーカラーは創刊号が「黒」、第2号が「白」、第3号は「赤」。
そして第4号は「黄」です!
もう写真でも一目瞭然ですが、「窓」を開けてしまいました!
これまでで一番お金をかけてしまいましたが、表2、口絵の黄色インクがいい感じに黄色で気持ち良いです。
ということでぜひともみなさんにお手に取っていただきたい、物理的な本としてやりたいことやった本が完成しました。
『漫海』第4号、コミティアでの販売は
2024年11月17日のコミティア150(げそにんちゃん/て57b)です!
以下の記事では第4号の内容をご紹介します!
【記事①】げそにんちゃん×書肆喫茶mori海外マンガ対談
冒頭は、毎号恒例(?)げそにんちゃんと私の海外マンガ対談です。
第4号は、第3号からの前後編!
『死ぬまでに読むべき1001のコミックス』を語る【後編】
です!
ポール・グラヴェット編集の鈍器本『1001 Comics You Must Read Before You Die: The Ultimate Guide to Comic Books, Graphic Novels and Manga』を眺めながら、1981年から2011年までの世界のマンガを振り返ります。
この記事、前編に引き続き、というか前編よりもすっごく大変でした…!
80年代以降ということもあり、知ってるマンガも増えに増え一向に終わらない…!
知ってる世界のマンガを時系列でざ~~~っとみていくことだけでも時間オーバーという感じでしたが、前編に引き続き、世界のマンガを並べてみることでなかなかに面白い発見がありました。
そして最後には2010年代以降に「死ぬまでに読みたいマンガ」にラインナップされるだろう作品をげそにんちゃんと私で大胆予想…!
ぜひ完結編をご覧ください~~~!
【記事②】ぶらり途中げその旅~夢とロマンの韓国マンガ博物館編~(げそにんちゃん)
そういえば第3号でげそにんちゃんが韓国に行ったと言っていたような…そんな韓国ツアーのレポートです!
韓国・仁川空港とソウルの途中に存在する韓国マンガの聖地、富川(プチョン)にある「韓国マンガ博物館」の紹介です!
韓国にこれから行く方には最適なガイド、行かない方には行った気になる楽しい記事です!
げそにんちゃんのX(旧Twitter)→@squid87res
【記事③】アフリカマンガ備忘録~京都国際マンガミュージアム「アフリカマンガ展」レポを中心に~(書肆喫茶mori)
第4号を一言で申し上げますと、「アフリカマンガ」号!
わたくし書肆喫茶moriは、京都国際マンガミュージアムで2023年10月から2024年2月にかけて開催されたフランス語圏のアフリカマンガを紹介する画期的な大規模展「アフリカマンガ展」を中心に、アフリカをテーマにした海外マンガとアフリカ出身作家による作品を紹介しています。
アフリカマンガって、まだそれほど日本に紹介されていないし、まとまった文章もあまりないと思うので、まだまだ足りない部分はあるかと思いますが、貴重な文章になったのでは…と自負しています。
書肆喫茶moriのX(旧Twitter)→@shoshikissamori
【記事④】アフリカ漫画を知るためのキーワード集~ポルトガル語圏の場合~(くまごろう)
第2号で「ポルトガル圏のマンガ研究メモ」を寄稿くださったくまごろうさんが、ポルトガル語圏のアフリカマンガについてまとめてくださいました!
ポルトガル語圏マンガでさえ日本語での情報が少ないのに、さらに稀少なアフリカのマンガ…。
海外マンガに興味がある人にとっては貴重な情報源になっています!
【記事⑤】 【REVIEW】A ee mi『Platonic Love』(木村夏彦)
台湾のアーティストA ee miのジェンダーSFフルカラーマンガ『Platonic Love』のレビュー。寄稿者は木村夏彦さんです。
これまでこういった一作品をじっくり紹介したレビュー記事って『漫海』には掲載されていなかったので、ある意味とても新鮮です。
作品の魅力を余すことなく紹介してくださっていますので、作品を読んだことがある人もない人もぜひお読みください!
【記事⑥】イラストレビュー×4
今回も記事の合間に思わず魅入ってしまうようなイラストレビューを毎度お馴染みの4名の絵師の方に描いていただきました!
毎度毎度ほんとうにありがとうございます~~!
イラストの全容は本誌でお確かめください!
ティリー・ウォルデン『are you listening?』勝見ふうたろーさん
X(旧Twitter)→@mangaka_tsumi
創刊号からずっとご協力くださり、当店で発行した「海外マンガ読書ガイド~アジア編」の表紙も描いてくださった勝見ふうたろーさんは邦訳も出ましたティリー・ウォルデンの『are you listening?』。ポエムのような素敵なレビューです!
Guillem March『Karmen』鈍島製粉さん
X(旧Twitter)→@SeifunNibizima
創刊号、第3号でイラストレビューを、第2号でマンガをご寄稿くださった鈍島製粉さんは、Guillem Marchの『Karmen』のレビュー! カッコいいイメージのあった天使カルメンをとってもキュートに描いてくださいました!
David Jesus Vignolli『A Girl in the Himalayas』面図(omo-to)さん
X(旧Twitter)→@humanhue
第2号、第3号に引き続き面図(omo-to)さんがご紹介くださったのは『A Girl in the Himalayas』。キュートなキャラクター作品をたくさん描いてくださる面図(omo-to)さん! この作品を初めて知りましたが、今回もたくさんの生き生きとした可愛いキャラを描いてくださって、この作品に興味津々です!
ティリー・ウォルデン『are you listening?』関野葵さん
X(旧Twitter)→@SEKINO1869
『歌舞伎町ヒステリックドリーマー』上下巻が発売されたばかりの関野葵さんが描いてくださったのはティリー・ウォルデンの『are you listening?』。偶然にも勝見ふうたろーさんと同じタイトルですが、まったく違うアプローチで、素敵なミニキャンピングカー内のふたりを描いてくださっています!
~*~
以上『漫海』第4号のコンテンツでした!
『漫海』第4号についてはYoutubeライブで、げそにんちゃんと詳しく語っています!
こちらも良かったらご覧ください!
『漫海』第4号はどこで買える??
現時点で決定している販売場所を記載します。
【東京】2024年11月17日(日)コミティア150
ブース:げそにんちゃん/て57b
【大阪】書肆喫茶mori 店頭先行販売中!
11月17日より通販サイト(Booth)にて販売を開始します。
これから……
2021年に刊行した創刊号から年に1号の頻度で刊行してきた『漫海』ですが、ようやく第4号をお届けすることができました!
今号にて『漫海』シーズン1はいったんの完結です。
とはいっても世界のマンガの海はあてどなく広く深い…。
私とげそにんちゃんの、そしてこれまで寄稿くださった海外マンガ好きの皆さま、そして読んでくださった読者の皆さまの海外マンガの旅はこれからもずっと続いていくことでしょう。
『漫海』は、またふらっと復刊するかもしれませんし、また別の方法で海外マンガについて語ったりするかもしれません。
また『漫海』というくくりで何かできたらな、とは思っています。
それでは!
最後までお読みくださり、本当に本当にありがとうございました!