エド・ミラー 『ポーカーエリートの「公然の秘密」 頻度ベース戦略 』の紹介
出版社 パンローリング
発売日 2018/11/18
対象
GTO的な考えを学びたい中級者
おすすめ度
4/5
どんな本なのか
頻度ベース戦略のはじめ
特徴
この本ではここ数年重要視されている頻度ベースでの戦略に関する戦術書だ。それまで発売されいた多くの戦術書がハンド単体や相手の傾向などといった面からのアプローチであるのに対し、この本では自分のハンドレンジのどのくらいの割合でどのアクションをしたら良いのかといった頻度ベースでアプローチしている。そして頻度ベースを理解できるようになるとソルバーなどのソフトウェアがなぜアンド単体であっても単一のアクションをしないのかなど、GTOの理解の入門書としての役割にもなっている。
しかし悪い点が二つある。一つ目は用語が難しいことだ。翻訳本であるため頻度ベースのように新たに登場したポーカー専門的な用語は少しわかりにくいのは今後も付き纏う問題だろう。そして二つ目はなぜそのような数式が成立するのかを証明されていないことだ。そのため証明と言った根本的な理解よりも実践的な理解を重要視する方にはむしろややこしくなく理解できるだろう。
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