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5大商社の就活対策~意外とシンプルだが難しい~

こんにちは!
就活アドバイザー、総合商社2年目のYasuです。
今回は5大商社の就活について書いてみます。

よく「5大商社の就活難易度は高い」と言われます。
東洋経済オンラインに掲載されていた
「入社が難しい有名企業トップ200ランキング」を見ると、
ベスト7までにランクインしていますね。

沢山の学生が志望する人気業界の割に、伊藤忠商事、三菱商事、三井物産、住友商事、丸紅の5社しかないことが競争率を上げていると思いますが、
選考プロセスはいたってシンプルな印象です。

比較的、対策もしやすいと思います。

今回は、19卒で5大商社から内定をもらった私の就活を振り返りながら、
就活で抑えるべきポイントを挙げていきたいと思います。

stand.fmにて耳で聞きたい方はこちらから!

まず自己紹介させて下さい!

Yasuってどんな人?
2019年卒で、総合商社にて勤務しております。
出身大学はMARCHレベル。
就活時は幅広く業界を見ており、40社にエントリー。面接も70回以上受け、結果的に外資金融、外資コンサル、大手食品メーカー、広告代理店を含む6社から内定をいただきました。
noteでは、就活のコツや総合商社業界に関する記事を中心に書いています。
profile:https://note.com/bookbility/n/nfd1539ae83ba

最近オンラインでの就活相談を始めましたので、関心がある方は以下の記事をお読みください!(2023年3月更新)

5大商社の就活対策

まずは、典型的な総合商社の選考プロセスを書いてみます。
(※)新型コロナウイルスの影響により、オンラインでの面接が増えているため、今年の選考プロセスは要チェックです。

ES提出、SPIテストセンター or CGABテストセンター
 ↓
1次面接 or グループディスカッション
 ↓ (場合によってはもう一回面接を挟む場合もある)
2次面接 or ケース面接
 ↓
最終面接
 ↓
内定

選考プロセスを見ると、一般的ですよね。

ES、テスト、グルディス、面接に分けて説明していきます。

ES(エントリーシート)

ESにはそれほどユニークな質問はありません。
他の企業と同様の対策をして、以下の質問に答えられれば問題ないでしょう。

◆自己PR(強味)
◆学生時代、どんな困難があってどのように乗り越えたか
◆仲間と協力したエピソード
◆志望理由
◆10年後やその先のキャリアビジョン
◆総合商社の志望理由
◆総合商社の中でも特にその会社を志望する理由

★ここで一番難しいのは、志望理由です。

まず、皆さんは正しく総合商社業界のトレンドや今後の展望を理解できていますでしょうか。

社会のニーズを汲んで絶えず変容していく業界ですので、定期的にニュースをチェックすることをおすすめします。

理解したつもりになって志望理由を作ってしまうのはとても危険です。

総合商社のニュースは以下の無料マガジンでまとめていますので、
興味のある方は読んでみて下さい。
なるべくかみ砕いて説明しています。週1回の投稿です。

これに加えて、
ビジネスの幅が広く、何でもできてしまう総合商社の志望理由を
論理的に伝えるのは難しいですよね。

志望理由の難易度が高い理由と対策については、以下で詳しく解説していますのでご参照ください。

テストセンター

今年はコロナウイルスの影響で、Webテストに変更される可能性も高いですが、19卒は各社テストセンターを導入していました。

大抵の場合、ES入力後に受験が可能です。

SPIテストセンター:伊藤忠商事、三菱商事、丸紅
C-GABテストセンター:三井物産、住友商事
(19卒就活時)

★具体的な点数は分かりませんが、総合商社のテストのボーダーは高いです。
早めに選考の始まる難関企業で試してから、提出することをおすすめします。

とはいえ、SPIもC-GABも難易度が高いわけではありません。
テスト形式に惑わされること、時間制限がタイトであること
が原因で100%力を出せないことが多いのです。

そのため、まずは問題集をひたすら解いて練習。
その後、沢山本番を受けることをおすすめしています。

具体的なSPIの対策については以下でまとめています。

また私が実際に使っていた参考書も貼っておきますね。

SPI

C-GAB

グループディスカッション、ケース面接

★テーマは各社様々ですが、グルディスが選考に盛り込まれていることがあります。

・ある課題が出されて、チームでディスカッションする
               or
・ディベートを行い、発表
などの形式が一般的です。

★ケース面接は、短めの制限時間にて一人で課題を考えて、発表を行う形式です。

正直どれも他業界と同じ、一般的なものですが、
強いて言えば学生のレベルが高いです。

総合商社志望の学生はそれまでに内定を持っているケースが多く、就活猛者がうじゃうじゃいます。

準備万全のライバルと競って勝てるよう、それまでの選考で練習しておくことをおすすめします。

就活生同士でグルディスをやって、OBの方に見てもらうのも良いですね。

面接

基本的にESに沿って面接が行われることが多いので、突飛な質問が飛んでくることは少ないです。

★特に志望理由やキャリアビジョンは沢山練習しておきましょう。
先ほども書きましたが、この2つは他の業界で試せません。
想定問答を作って、本番どんな質問が来てもあせらないことが大事です。

★あなたの強みが何かを明確にしておきましょう。
自己紹介=自己PRではありません。

ざっと自分のことを話すだけでなく、相手の心に刺さるような自己PRを用意しておくと面接で強いです。

就活猛者と限られた椅子を奪い合う中で
「私にしかない魅力」を伝えられるようにしましょう。

以下の記事をご参照いただけると面接力の上げ方が分かるかと思います。
私は就活時に70回以上面接を受けた経験があり、自信あります!

コミュニケーション能力だけではなく、”戦略”が大事です。

最後に

総合商社の選考フローが意外にシンプルであることを理解いただけたかと思います。
ポイントをまとめてみます。

ES:
◆唯一、志望理由が難しいので対策を
テストセンター:
◆問題集を沢山こなし、実際のテストも多く受ける
グループディスカッション、ケース面接:
◆他業界での選考を経験。同期と練習する
面接:
◆私の対策記事を読んでください!

最後にちょっとうまいことを言いたくなりました。

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総合商社の就活には「160kmストレートを打つ」難しさがあると思います。
変化球はありませんので、安心して下さい。

選考プロセスはシンプルですし、ES・面接でもユニークなことを聞かれることはありませんでした。

ただ、人気業界であり、受ける学生のレベルが高いため、1つ1つの難易度は高い印象です。

しっかり対策を打てば、良い結果が得られると思いますので、総合商社志望の方は頑張ってください!

疑問点あれば、TwitterのDMにてお答えします。


今後も宜しくお願いします。

【ご報告】有料就活マガジン始めました!


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