名作を生み出すエネルギー(小説編集者の「先生には言えない話」④)
好きな仕事の1つにサイン会がある。
読者の方の顔を見ることができるから。
「ありがとうございました」とお礼を伝えることもできる。
先生も楽しみにしている。
感想は手紙やネットで目にすることはできるものの、
直接感想を聞けるのはレアだからだ。
編集者のサイン会での仕事は、あまり難しいものではない。
先生がサインしやすいように本を開いたり、
落款(ハンコ)を押したり、写真撮影をしたりする。
手は動かしつつ、先生と読者のお話を、ニコニコと聞いている感じだ。
熱心な読者の方だか