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公募文学賞への挑戦状況


■お詫び

長らく無沙汰をいたしまして申し訳ございません。
記事の更新どころか、みなさんの記事を拝見しに伺うこともできない始末。ほぼ公募の原稿にかかりっきりで、それ以外にリソースを割く余裕もなく。
四六時中原稿のことを考えて過ごしています。

今日は記事を更新しましたが、明日からまたいつ更新できるか分かりません。

■公募文学賞の原稿の進捗状況

12月10日〆の太宰治賞へ応募の原稿は、10月頭には第一稿完成済みで、現在推敲中です。
こんな感じ↓のスケジュールで進めています。
〇9月中旬     資料収集及び読み込み
〇9月中~下旬   プロット作成
〇9月下~10月上旬 執筆
〇10月上~下旬    推敲
〇11月上旬      寝かせる
〇11月中~下旬    推敲
〇11月末頃      提出

現在原稿は250枚弱。規定では300枚までOKなので、枚数的には問題なしです。多分推敲してもそれほど増えはしないでしょう。

■原稿の内容について

今回書いている原稿は、もし太宰治賞でだめだったときには、3月末のすばる文学賞に回そうと思っています。基本だめだった原稿には見向きもしないのですが、今回書けたものは一度の落選で諦めるには勿体ないと思える出来上がりなので、改稿して出し直します。

なので、多分note上での公開はしない予定です。内容はともかく、文体がnoteで公開するのに適していないので、公開しても読みずらいです。

読みたいと思っていただける方は、どうか受賞するように祈っててください。太宰治賞は受賞すればほぼ確実に書籍化されますし、最終候補以上まで残れば、筑摩書房から出るムック本に作品が掲載されます。ぜひとも受賞して書籍化させたい。

少しだけ内容に触れますと、

主人公は先天的な発達性読み書き障害をもった女性で、書店で働いています。その中で心無い言動にさらされたり、恋人との不和から、女性として結婚や出産といったライフイベントをどう考えるか、主人公は悩み、高校時代からの親友や理解者に助けられて、自分の生き方と向き合っていきます。

簡単に言うとこんな感じになるのですが、綺麗な部分にしか触れてない感じです。中身はもっと暗い衝動に突き動かされているような感じで、主人公も好みが分かれそうです。女性ですが考え方に男性的な部分もあって、女性であることから逃れたいと考えてもいます。かと言って男性になりたいというわけでもなく。恋人もいますが、彼の両親の時代錯誤的なハラスメント発言と、それから自分を守ることもしなかった彼に失望し、亀裂が深まり、主人公はどんどん冷淡になっていきます。

障害というデリケートな問題を扱う上、日本ではあまり馴染みのない、読み書き障害という学習障害の一種を題材としているため、当事者でない私は資料と想像力に頼ることしかできないわけですが、物語として成立させることはできたかなと思います。

おまけに主人公は女性なので、男性である私には想像に寄らなければならないところも多々あり。リアリティをもって描くことができただろうか、というところが心配です。

物語に大きな起伏があるわけでもなければ、私の小説によくあるようにすぐ銃が出てきてぶっ放したり、超人的な身体能力の持ち主が出てきて暴力で片をつけたりすることもない物語なので、静かに始まり、静かに終わります。でも、主人公を取り巻く状況は確実に変化していて。文章の中に、主人公の心境の変化は表れている。文章にこだわること。それを徹底して、今後の推敲も進めていきます。

また進捗状況をお知らせする機会がありましたら。

〈了〉

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