本屋という存在

私にとって本屋さんは、「幼い頃よく探検した場所」に似ている。


なにも目的がなくても、なにか待っている気がする
でもその「なにか」はわからない
わからないけど、その道を進んでゆく

この先には何が待っているのだろうか

このわくわく感が 本屋という場所にはある

だからその「なにか」を求めて本屋さんに行きたくなる

なんにも見つからないかもしれない
そもそも見つけようと思っていること自体、傲慢なのかもしれない

いろんな扉がぎっしりと詰まっている
知らないことだらけの世界の一部を覗き見る

扉を開けば、どこへでもどの時代にも行くことができる
自由だ。

本屋にいると、何者にでもなれる気がしてくる

違う景色を求め、新しい自分に出会うために自由に探検できる場所。

私にとってその場所は、本屋だ。



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