本は心のバロメーター
こんにちは。「いい顔をして暮らす」を追いかけている、本の教室ルーペの あやです。
今回は、本が心のバロメーターになることをご紹介します!
広島PARCOで開催されたブックイベント・BOOK PARK CLUB(2023年9月29日~10月15日開催)で、たくさん本を買いました笑
個人書店さんや出版社さんの棚、広島選書人棚などが会場に大集合していて、普段あまり目にしない本が並んでいます。今年が2年目とのこと。一期一会の出会いが多くて、大好きなイベント!
私は今年の春にこどもを授かって、いま妊娠6か月です。
去年もこのBOOK PARK CLUBでたくさん本を買っちゃったのですが、去年と今年で買う本の内容が結構違いました!自分の身体も志向も変わったことをすごく実感したんです。
心の状態によって読む本は変わる
そもそも本を読む行為って、めちゃくちゃ頭に負荷がかかる行動だと思っています。笑
文字を読んで、著者の言いたいことを理解したり、物語の背景を想像してみたり…。
いくら本が好きでも、疲れるもんは疲れる。
だから、心労がひどいときは、本が読めないってあります。
実際、つわりで体も頭も重たくなったこの夏は、普段読んでいる人文系の本が全く読めなったです。やさしい小説を読むのがギリギリ。
本もしんどくて、ピクミン4が私の癒しになっていた時期も長かったな~笑
本が読めないときもある。
そんなもんです!
「読まなきゃいけない」「読めない私ってだめだ」って思わなくてもいい。
世の中、本読める人は賢い・えらいというイメージが強すぎる気がする。
それはそれで現実の1つだろうし、憧れとして私も抱いているけれど、そうでなきゃいけないことはないです。がっつり読めないときは、それなりの理由があるから。
読みたい本をヒントに、自分の心を知るのも面白いですよ!
妊娠してから読む本が変わった
このことを強く実感したのが、今年のBOOK PARK CLUBで買った本を並べてみたときでした!買った本はこちら~
・やわらかい雰囲気を纏うエッセイ 2冊
・うさちゃんが可愛い絵本
・ゆるかわキャラのイラスト集
・文字のないアート本
・0円生活について書いたおもろそうなZINE
・仕事につながる本 1冊
やわらかい雰囲気の本が多くなりました…!
去年までは、もう少しがっつり読む本が多かったのに。
社会を斜めからみた視点が面白い本だったり、自分の考えも揺さぶられて、付箋をたくさん貼りたくなるような思想や論にふれられる本だったり。
今年の変化は、きっとおなかにベビーがいてくれるから。
特に、こどもとの暮らしが書かれたエッセイと、子どもが世の中を認知する前の絵(ドローイング)をまとめた本の2冊は、去年なら絶対買っていない!
・自分をゆるませる
・こどもとの愛に関心がある
・ゴリゴリ思考するよりも感性を働かせたい
そんな今年の新しい自分の一面を、買った本を眺めて実感しました。
選んだ本に自分の深層心理が表れるようでした!
本を心のバロメーターとして見てみる
みなさんは
疲れたとき、どんな本を読みたくなりますか?
癒されたいとき、どんな本を読みたくなりますか?
やる気になっているときは、どんな本?
やる気になりたいときは、どんな本?
きっと思い浮かぶ本のジャンルは違うはず。
小説なのか小説以外なのか。長編なのか短編なのか。
本といっても、いろいろあります。
ルーペでは、自分の支えになる本と出会えたらOKと思っています。
だから漫画でもいいと思う!泣ける漫画とかもたくさんありますもんね~
写真集だって、雑誌だって、絵本だって、良い本ならいいじゃん。
知識を得ることがすべてじゃない。
本を手に取ったとき、ちょっと数秒立ち止まって、
「自分はどうしてこの本を読みたくなったんだろう?」と考えてみると、
自分の心の様子がみえてきます。
本を単なる情報源として捉えるのではなく、
自分の感情や心に寄り添ってくれるものだと捉えてみてください。
本=心のバロメーター
ぜひこの視点で本をみてみると、思わぬ新しい自分の発見があるかも!
では、また。
いい顔して暮らそう☺
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【本紹介】
『嗚呼、なぜ0円生活しちゃったんだろう。』ワタナベモモコ(ZINE・リソグラフ印刷)
『喫茶店のディスクール』オオヤミノル著(誠光社)
『今日は自習にします』工藤あゆみ 著(青幻舎)
『はるのワンピースをつくりに』石井睦美 文、布川愛子 絵(ブロンズ新社)
『Before You Can See』Daichi Aijima 編(DOOKS)
『みぎわに立って』田尻久子 著(里山社)
『やがて森になる』小谷ふみ 著(クルミド出版)