なぜ働いていると本が読めなくなるのか
記事の結論
働いていると本が読めなくなるのは、図らずも仕事至上主義になってしまうため、余計なノイズをいれる余力が自分になくなってしまうから。
そのような空気が社会に蔓延することで、生きづらさを生み出している。
どうすればよいか?
半身で生きる、という価値観を認め、実践していく。
私は学生時代、数学に没頭していましたので、一切一般の書籍を読みませんでした。というか読めませんでした。私にとって無駄なものを体に一切入れたくなかったのです。その結果、研究者として立身出世しましたが、なにか大事なものが欠落している、とずっと感じていました。
それもそうで、私は私の人生にとって大切だと思ったこと(数学の研究)だけを取り入れ、残りはそれに資するように最適化していたからです。そうすると、研究のパフォーマンスは高くなりますが、一方で精神状況がよくなかったり、教養の欠落を感じていました。
著者の言うように、半身で生きる、ということを私に当てはめれば、より広い視野でもって様々な活動に取り組めたのでは、と後悔が尽きません。
みなさんも、半身で生きる、ということを自分の人生において適用してみてください。そうすれば、色んな意味で、より豊かな人生が送れると思います。