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脳科学マーケティング100の心理技術――顧客の購買欲求を生み出す脳と心の科学

〇タイトル

脳科学マーケティング100の心理技術――顧客の購買欲求を生み出す脳と心の科学 | 読書(80/1000)
著者 ロジャー・ドゥーリー

○学んだ点

・潜在意識に訴えかけるようなマーケティングを行う

脳の大部分は感情的かつ非言語の部分になっている。
その部分をうまくコントロールすることで賢いマーケティングができる。

・価格のアンカーに気を配る

顧客は大体この商品はこの値段というのを把握している。
ランチの値段。ビールの値段。肌着の値段など。
基本的な製品を売る際にはその値段を大きく外れないように価格の設定をする必要がある。

Appleの価格戦略では、初代iPhoneは499ドルー599ドルで販売した。
次世代期を数ヶ月後に200ドル下げて買い得に見せかけるIphone3Gは200ドルまでさげるなどして3日で100万台売り上げ。
自社内で価格を上げ下げすることでお値打ち感を演出したうまい施策。

・cvに繋がっていない広告も大事

YouTubeやgoogle検索時にスキップされている広告だが、スキップされている広告の認知レベルは映像も一瞬なのにもかかわらず認知度は高かった。(具体的な数値のきさいはない)
一見意味のない広告でも潜在的にブランドの商品をインプットさせることに繋がっている。

・表記

2%が怪我をするとなるとそんなに怪我をしなさそうと思う。
100人に2人が怪我をすると言われると実際に人を思い浮かべるので怪我をするリスクがあると感じる。
ポジティブなメッセージのときには実数値、ネガティブなメッセージを記載する必要があるという場合はパーセントを使うと良い。

・赤ちゃんでコンバージョン

赤ちゃんは潜在的に人の目線を惹きつける。
また、男性は女性の写真に目線が釘付けとなる。
視線誘導をしたい際には対象のターゲットを明確にしたのちに写真を誘導させたい場所に配置すると良い。

・その他感想

・本の半数はよくマーケティングの本で出てくるような、「セット販売をすると良い」「選択肢が多すぎると購買率下がる」といったマーケ本あるあるの販促施策が脳科学的な観点で記載されていた印象。
・研究結果をもとにこの書籍は書かれていると思われるが引用された論文の記載がないため若干信憑性にかける。
・この手のテクニックでものを物販できるという本も大事だとは思うが根本のUX設計などを改めて考える方が個人的には重要なのではと思っている。

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