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この短編小説は、2023.4.15,16 本と珈琲と〇〇 第八編「本と珈琲と椅子」のイベントに合わせて 書き下ろしたものになります。 本と珈琲と〇〇のinstagramはこちら 椅子の目線 「よいしょっと、ただいまぁ〜」 「姉ちゃんおかえり。 そろそろ帰ってくる頃だと思ってコーヒー入れたから飲みな ・・・って何それ」 「見たらわかるでしょ」 「いやわかるよ、そうじゃなくて」 「そうじゃなかったら何?」 「なんで急に椅子なんて買ってきたの?」 「椅子を買うのに予定がいる
この短編小説は、2022.11.13 本と珈琲と〇〇 第六編「本と珈琲と焼き菓子」のイベントに合わせて 書き下ろしたものになります。 本と珈琲と〇〇のinstagramはこちら ちょっぴりの贅沢 「ごめん、やっぱり俺ら別れよう」 「うん、なんかそんな感じしてた。 短い間だったけどありがとね、またね」 出会って半年、付き合って四ヶ月、 今回の彼氏はあっさりしていた。 フラれたけれど、傷跡はそれほどでもない。 すっきりと晴れ渡る感じもない。 一つ、終わったという事実だけを