種類が多くてわからない!?カクテル解説-基本編-
こんにちは!バーテンダーのいかわです。
バーといえばおしゃれな空間でおしゃれなカクテルを頼み、バーテンダーや他のお客さんと会話をするイメージをされる方が多いと思います。
おしゃれなカクテルをカッコよく飲みたい!
でも種類が多すぎて何を頼めばいいかわからない!
今回はカクテル初心者の方にもわかりやすく、カクテルの種類や特徴、飲みやすいおすすめのカクテルについて紹介していきます。
1.カクテルとは?
カクテルは、ベースとなるお酒に果汁やシロップ、ソフトドリンクなどを加え、混ぜて作るドリンクのことです。
お酒を含まないノンアルコールカクテルもありますが、今回はお酒入りのものを解説します。
◆「カクテル=酒+何か」
つまり普段ご自宅や居酒屋で飲んでるハイボールやチューハイなどもカクテルに含まれます。
「ウイスキー+ソーダ」や「焼酎の水割り」のようにシンプルな組み合わせから、数種類の材料を組み合わせで作るカクテルまで、組み合わせは自由自在、そのため数えきれないほどのカクテルがあります。
◆「ロングカクテル」と「ショートカクテル」
カクテルは大きく別けて2つ、ロングカクテルとショートカクテルがあります。
ロングカクテルは、グラスに氷が入っているものを指します。
氷によって冷たさが持続し、比較的長時間楽しむことができる為、ロングタイムカクテルとも呼ばれます。
細い長いグラスに注がれたものが多く、ジントニックやカシスオレンジなどがイメージしやすいと思います。
ショートカクテルは、ロングカクテルとは逆に氷が入っていないものを指します。
シェイカーでシェイクした後、逆三角形のカクテルグラスに注がれるものがイメージしやすいと思います。
作った瞬間が一番美味しいため、ショートタイムで楽しむカクテルです。
シェイク以外にもミキシンググラスやブレンダーなどを使用して作るものもあります。
ショートカクテルはアルコール度数が高いと思われがちですが、作り方によって調整できるため、ビールよりアルコール度数の低いカクテルも作ることができます。
とはいえ「お酒+お酒」で作るカクテルは当然アルコール度数は高くなります。
ロングとショートどちらを頼む場合でも自分の好みをバーテンダーに伝えることが大切です。
2.知ってるとより楽しめるカクテル言葉
カクテルには花言葉のように「カクテル言葉」といわれる特別な意味が込められています。
ロマンティックな恋愛にまつわるものや、自分を奮い立たせてくれる力強い言葉など様々なカクテル言葉があります。
大切な人とバーに訪れた際に、さりげなくカクテル言葉をプレゼントできたらムードも盛り上がるかもしれませんね。
3.おすすめのロングカクテル
今回はおすすめのロングカクテルを特徴や由来、カクテル言葉と一緒にご紹介します。
ショートカクテルについては、別記事でご紹介します。
◆万人に愛される柔らかい口当たり「ジントニック」
4大スピリッツのひとつジンをベースにしたカクテルのなかでも最も定番なカクテルといえば、「ジントニック」です。
柔らかい飲み口が特徴で、初心者にもおすすめできるカクテルです。
カクテル言葉は「強い意志」と「いつも希望を捨てないあなたへ」です。
元気を与えてくれるような前向きな意味が込められています。
◆はじめてのカクテルにぴったり「モスコミュール」
モスコミュールは、アメリカのロサンゼルス発祥のカクテルです。さらっとした飲み口で、はじめてカクテルを楽しみたい方にもおすすめです。
カクテル言葉は「けんかしたら、その日のうちに仲直りする」です。
素直でまっすぐな意味が込められています。
◆ブルーの色合いとグラデーションが特徴の「チャイナブルー」
実は日本で誕生したカクテルです!
ライチの華やかな香りとグレープフルーツの酸味は抜群の相性で、女性の間ではもう定番のカクテルです。
食事とあわせても、カフェの昼下がりで楽しんでもおいしくいただけます。
カクテル言葉は「自分自身を宝物だと思える自信家」です。
意中の素敵な異性がいるならば、このカクテルをプレゼントするのもいいかもしれません。
◆甘酸っぱい初恋の味「カンパリオレンジ」
カンパリオレンジはイタリア発祥のカクテルです。
カンパリリキュールは、ビターオレンジやキャラウェイなど60種類以上にものぼる材料を使用してつくられています。
カクテル言葉は「初恋」です。ほろ苦さのあるカンパリと、甘酸っぱいオレンジの組み合わせは、まさに初恋の味。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
カクテルと一口に言ってもその種類は数千以上あり、同じカクテルであってもお店ごとに個性が異なるため、その数は無限です。
もし迷った際は、ぜひバーテンダーまでお声がけください。
お客様にあった最高の1杯を提供します。