【読書】背中の蜘蛛
✩✩
新木場のイベント会場で爆発事故が起きた
そこから紐解かれる監視社会、犯人の真の動機は
先生の作品、ケモノの城、ヒトリシズカに続く桑葉文庫さんの3冊目
ケモノの城は絶賛、ヒトリシズカもよかったんですが、この作品はおっさんたちの井戸端会議に終始見えました
キーワードは
監視社会 スパイダー ダークウェブ 預金詐欺 国家絡みの情報監視社会
でしょうか
ダークウェブでオニオンがでてきたときはおっ、と思いましたが、作品ではそんなに重要なポイントでもなく
途中、姉弟とその友人のほっこりエピソードやエロシーンもあるんですが、いくつもの事件を無理矢理繋ぎ合わせた感がありました
一気読みでないので、登場人物が多すぎてわかりにくく読み込めてないのもあるかもしれませんが、先生の作品にしてはやや物足りない
ちなみにタイトルを見たときは入れ墨が背中に蜘蛛が描かれているヤクザ系の話かと思ったけど、全然違いました