本と投票。

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  • まちの本屋インタビュー

    しおり配布のご相談をきっかけに、たくさんのまちの本屋さんに出向き、その都度お話を伺いました。それはそれは濃厚な時間でありました。 そうした経験から、「これは、やはり多くの人に、まちの本屋さんに出かけて本と出会うなかで、日々の暮らしや地域の話題に遭遇するひとときを愉しんでもらいたい」という願いのような気持ちが大きくなりました。 そこでこの度、「まちの本屋さんへのインタビュー企画」を発動することにしました。まちの本屋さんに出かけるきっかけとなりますように。ぜひお楽しみに♪ (*マガジンの写真は「本屋ロカンタン」さんの本棚。”本棚の並べ方もひとつの表現”だと感じた本棚です。noteアカウント開設にあたり、お写真をお借りしました)

最近の記事

『本を買わなくてもいられる場所。』

#今野書店 書店員 #花本武 さんインタビュー(2022.6.6) -「書店」は、花本さんからみてどのような場所ですか。 花本 いろんな言い方ができると思いますが、誰もがそこにいられる場所でしょうか。もちろん本を買ってもらうことは大事ですが、ただいるだけの人、居場所にしてくれる人も大切にしたい。本屋が、公共の空間(コモン)として機能するなら、ありがたいと思います。 本屋には知の蓄積があり、そこを人が往来します。可能性に満ちた場所だと思いますし、実際できることも多いと思っ

    • 『この町は、私たちの生き方を肯定してくれる』

      #本屋ロカンタン 店主 #萩野亮さん インタビュー(2022.6.8) -「本屋」を始めたきっかけを教えてください。 萩野 私はもともと映画の批評を書くことを仕事にしてきました。ドキュメンタリーが専門で、大学で映画史を講じたり、ポレポレ東中野 などの映画館ではトークイベントの司会やゲストとしてお招きいただくこともありました。書く仕事はいまも続けていますが、書評の依頼のほうが多くなりましたね。ロカンタンは2020年1月に開店したのですが、私は長らく病気を抱えていて、30代で

      • 『西荻窪の古本屋、地域について思うこと』 

        #古書音羽館 店員 #広瀬由佳子 さんインタビュー(2022.6.8) -お店はどのように始まったのでしょうか。 広瀬  この店は2000年からあります。夫は町田の高原書店(2019年5月閉業)で修業した後、開業に向けて1年ほど物件を探していた頃、この場所で支店を持っていた吉祥寺のよみた屋さんがここを閉じると聞いて、その後に入りました。それまで私は西荻窪の駅に降り立ったことがありませんでした。この場所は、駅に近くバス通りからも一本入った通りで店外の均一棚も置きやすく古本屋に

        • 『「西荻だから住めている」という自覚がある。』

          BREWBOOKS店主 尾崎 大輔さん インタビュー(2022.6.8) -お店の奥の棚には、いろんな屋号のついた本棚がありますね。 尾崎 これは「シェア型本屋」とか「間借り本屋」と呼ばれる形態の一つで、うちは、新刊書店ですが開店当初から一部の棚を、個人の方等に貸し出しています。現在、29枠のスペースがありますが、並べ方は自由であり、そこに個性が現れています。ご自身の蔵書を並べる方もいますし、あるテーマを定めて本を並べる方もいて、見ているとその人を感じ取れるおもしろさがあり

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        • まちの本屋インタビュー
          5本

        記事

          『いのちのふしぎを尊敬している本を。』

           ナワ・プラサード店主 高橋ゆりこさんインタビュー(2022.6.6) -お店はどのように始まったのでしょうか。 高橋 1976年頃、もともとここは編集室でした。編集の仕事の参考に、と集めていた本を販売する形で始まりました。私は今2代目ですが、1代目は18年間仕事をし、私がその後を引き継いで気づけばもう28年目になります。 開店当初に流行っていたヒッピーブーム。その頃から店には自然志向の人が多く足を運んでくれています。サブカルチャー系の本屋と称されることもしばしばありますが

          『いのちのふしぎを尊敬している本を。』