GS
グループ・サウンズが割と好き。今のところ有名な曲しか聴いていないけれど。ザ・テンプターズの『エメラルドの伝説』とか、オックスの『スワンの涙』とか。
その中でもザ・ゴールデンカップスはかなり好き。まず、ビジュアルがとても良くて、ルイズ・ルイス加部さんや、マモル・マヌーさんは綺麗な顔をしているなぁと、早々に発見していた。
前に、とある書店で、浅草のマルベル堂フェアが小規模ながらも開催されていた際は、突然の出会いに動揺しつつも、しっかりザ・テンプターズとザ・ゴールデンカップスのブロマイドを手に入れた。ショーケンのスター性と、ゴールデンカップスのお2人のかっこよさをブロマイド越しに確認できるのは、2023年において、やや奇跡な事でもあるなぁ。マルベル堂のような存在がずっと続いていて欲しい。
ゴールデンカップスと言えば、『愛する君に』。懐かしいメロディーと、どストレートな歌詞がシンプルでとても聴いていて心地良い。ボーカルのデイブ平尾さんの声は今に聴けるようなものでもなく、なんだか、声そのものが昭和グループサウンズを代表しているような気がした。昭和声とでも言うのでしょうか、ただ、昭和を知らない自分の勝手なイメージであることを忘れてはならないが。
他にも、『4グラムの砂』は、昭和臭いセンチメンタルな感が満載というか、リアルタイムでこんな歌が流れていた昭和40年代って、そりゃタイムスリップもしたくなるよと思う。自分の親が生まれる前かぁ、、と思うとまた泣けてくる。そして、今自分の耳で流れてるこの声の人ももういないのだと思うとまた泣けてくる。そして、そのしみじみさが意外と長引いてしまうのは『ドゥ・ユー・ノー・アイ・ラブ・ユー』だった。間奏の手拍子をしているシーンでは、懐かしさと、華やかなグループサウンズの背景と一緒にゴールデンカップスのメンバー達のきらびやかな顔が蘇ってくる気がした。
この記事を書こうと思ったのは、ちょうどザ・デビィーズの『女の子』を聴いていたからである。これぞまさしくGS!
イントロから、もうあの時代には戻れない感が伝わってきて辛いが、何回も聴く。なんか、もう、次に来る歌詞とか簡単に想像できてしまうのだけれども、それが歌ってもんだよな。
この時代の、男性ボーカルの声はとても優しく聴こえる。日本人らしいというか、青臭さとか男臭さとか入り混じっているんだけれど、それが今聴くと、とても優しい声に聴こえるのは、昭和を古き良き時代だと思っているからでしょうか、、、。
やっぱりGSはいいよね!!!
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