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【ある生活】温度のある生活

人間は「恒温動物」といって、ある一定の体温を維持していないと死んでしまう動物なんですね。

温度をいただく

あつあつのおでん、キンキンに冷えたビール。「温度をいただく」って、なんと贅沢なことなんでしょう。

例えばアイスクリーム。氷点下よりなお冷たい「砂糖ミルク」。あの温度と食感を楽しむわけですよ。溶けてしまっては台無しですもんね。

例えばつけ麺。冷たい麺とあついスープのコントラストが独特ですよねあれって。麺をあたためた「あつもり」というバリエーションもありますが、あれ、私あんまり好きじゃないです。(^^;;;;

温度に救われる

昨年人生で初めて「ぎっくり腰」を経験してから、めでたく「腰痛持ち」の仲間入りを果たしたわけですが、腰痛って身体を冷やしても発症するんですな。これはちょっと知らなかった副作用でした。

なもんで、あまりに寒い朝には「ホッカイロ」を腰の部分に貼り付けて出かけるようになったんです。これでほぼ1日救われます。

友人からずいぶん昔に聞いた話なんですけど、雨上がりの朝に、高いところにある巣から落ちてケガをしたらしいヒナ鳥を拾ったそうで、もはや瀕死の状態だったのだけど、とりあえず温めたら息をふきかえし、エサを食べるようになったのだとか。結果としてそれほど長くは生きなかったのだけど、とりあえず生命って「あたためると良い」らしい。

温度で洗う

自動食器洗浄機は約50℃の温水で食器を洗い、すすぎのときには(終了後に自然乾燥させるため)80℃のお湯を使うそうな。温水で洗うことで、洗剤を使うことなく(あるいはごく少量で)油汚れを落とすことができる。さらにはこびりついたタンパク質汚れも落とすことができる。このように温度があることで汚れが落ちやすくなる、とは、なんとも便利じゃあないですか。

が、食器を手洗いで、となると若干事情が変わってくる。温水を使うことで食器の汚れと同時に手指の脂分まで落ちてしまうから。いわゆる「水仕事」の方たちはそういう事情から、あえて温水を使わずに水で食器類を洗っていたりするし、洗仕事の前後はハンドクリームでのケアを忘れないようにしていたりする。



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