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『今』を変えるには

自民党総裁選挙が行われる。なんかいつも以上に注目を浴びている。

「誰でもええやん」

が、当たり前だったのにちょっと流れが変わってきたかな。やはり、現在の状況が時の首相によって政策で変わることを肌で感じたからなんだろうか。

若者が選挙に興味

行きつけのカフェのマスターが言っていたことが興味深かった。若い人が、今回の選挙に自分たちは投票できるのか、ということだった。ある程度の知識があれば、そんな訳ないだろ、ということになるかもしれないが、これはいい流れに思えた。

今までだと選挙に興味がないから、選挙が行われたことすら知らず、いつの間にか「あぁ、この人が次のトップか〜」くらいだったかもしれない。選挙について、全くのゼロだったものが、投票ができるのか、という興味が沸いたという0から1になった。これはとても大きい!人類の進歩とかそういうレベルかもしれない。これがもっと出てくると面白くなるかもしれない。

大体、最近の事業にしても新しい事業を立ち上げること、なにか革新的なものを発明すること、のように0から1にすることはとはとても難しいとされている。それが、1つのきっかけによって、一部で起こったということだ。すでに選挙できないことで興味を失っているかもしれないし、パーセンテージとして増えたわけではないかもしれない。でも、こういうことをなんとかきっかけにしていけるといいと思う。

総裁選が終われば、すぐに衆議院選挙が行われる。たぶん、10月か11月に。それは直接選挙なので、自分で選んで投票ができる。誰に投票すればいいか分からなくてもとりあえず投票に言って欲しいとつくづく思う。これは、高齢者の投票率が圧倒的に高い現状から、高齢者に優しい政治になってしまい、教育や若者にさく予算を取らないという事実からも若者に目を向かせる必要がどうしてもある。

投票率が低いと相手にされない

テレビ番組が視聴層が多い年代向けに作られる、このエリアは年配者が多いからそっちに向けた店にしよう、などなど、身近でもそういったことがあるように、指示される年代に対して選挙に通るために政策するのは当たり前だといえる。

平成29年の選挙で60代の投票率は72%、20代の投票率は33%。倍以上違う。例えば選挙に出るわけではないが、自分に置き換えてみたとして、選挙に通るということだけを考えるとたくさん投票してくれそうな層に合わせるというのは、当たり前、といってもいいのかもしれない。

「いやいや、政治家ならみんなの役に立つことをするでしょ!」

というかもしれないが、まず、選挙に受からないと話にならない。そうなると受かる方法を考えるのも分かる。という大前提を考えると、投票率が低いということは、相手にされる可能性も低いことにつながる。政治家が悪い、という結論は!00%正解ではなく、投票にいかないのも悪いことにつながっている。高齢者世代だけじゃなく、若者や中堅層にも政治の目を向けるようにするには、やはり存在をアピールしかない。

しかも、その世代にとってさらに不利なのは、人口分布にもある。総人口の年齢別でみると、60代は1,529万人、20代は1,267万人とここだけでも260万人も差がある。ここに70代も含めるともっと広がる。少子高齢化が叫ばれてから久しい。仮にこの2つの年代だけで比較すると60代は1100万人投票して、20代は418万人しか投票していないことになる。こう考えるとかなりの差になる。

とりあえず無視させない

20代が投票数で上回るなら、90%弱が必要。

「そりゃ無理でしょ!」

「選挙に興味持てない!」

などなど。実際にはなかなか難しいかもしれない。ただ、投票率をあげるだででいい。投票を面白がるだけでもいい。と考えるとどうだろうか。競馬に初めての人を連れていった時、馬のことなんか分からないから「とりあえず好きな名前で決めてもいいんじゃない?」となる。選挙も同じで、とにかくなにかの興味のみで投票してみる。

これでなにか変わるのかというと、はっきりこう、とはいえないが、現実、

「政治とかよく分からん!」

というのも新聞を読む世代や政治に対して知識や免疫のある世代に向けての政策が基本となり、言ってることも小難しい内容が多く、「ほんまに日本語?」となる若者が多いのも無理はない。これがもし、若者の投票率があがり、若者に対しての政治も無視できないとなるとそれに合った話し方にもなるはず。絶対ないけど、赤ちゃんが人口の8割で、赤ちゃんに投票させたかったら、赤ちゃん言葉で喋るしかないはず。極論だがそういうことだ。

とにかく無視させないのが大事。要するにとりあえず投票してみよう!そうすると、明らかに変わるはず。そうなってきて分かりやすく話をしてくるようになればちゃんと選ぶようにすればいい。民主主義である限り、大きな流れを作ることこそ重要。一回できた流れはそう簡単に変わらない。自分たちの未来のためにも頑張れ若者よ。

という、かなり偏った考え方を繰り広げてきた。でもあながち間違ってもないんじゃないかとも思っている。とりあえず、俺は選挙いこ。

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