ホルモン焼きうどん
岡山県というのは、あまり名物！
というのを聞かない
もう『きびだんご』だけでええんや！
という気概なのか
お土産コーナーでもひたすら
『各社きびだんごの集結です！』
と言わんばかりに並んでいる
「だから、なにが食べ物で名物なん？」
と聞いても
「きびだんご」「桃」「ぶどう」
しか出てこん
ほんまかいな
と思ってたところで、
『津山ホルモン焼きうどん』なるものを聞きつけた
なので、友人に
「あるやん！ホルモン！ほら、ホルモン焼きうどん！あるやん！」
と意気揚々と輝くまなこで聞いてみると、
「んん〜、まあな・・・」
なんとも歯切れわる！
あんまオススメもされん！
まあ、B級グルメといったところで、
そんな前からでもなく最近だからなのか、
美味しくないのか
なんでホルモンなのか
そもそもなんで岡山？
というか、県北のみ？
みたいなことでさほどな感じ
調べてみると
昭和初期に朝鮮半島から多くの韓国・朝鮮の人が仕事を求めて当時の播磨造船所（現IHI）で働いていました。終戦直後の昭和20年～２１年頃、日本に残った韓国・朝鮮の人達は貧しい日常の中で生活していくために知恵を絞りました。当時の日本人が食べる習慣がなかった牛のホルモン（内蔵）を安く仕入れ鉄板焼きで提供する事を生業とし始めました。最初はホルモンと野菜を一緒に炒めるだけだったようですが、もっと腹もちの良いようにとうどんを入れるようになったのがホルモンうどんの始まりだったようです。
ということだそうだ。
なんか仙台牛タンに似たような似てないような
なんとも日本人らしいような
ただ、誰も勧めてこんのやったら、なんか行く気もせんなー
ということで、一年経っても行かずじまい
しかし、雑談から聞いた話からちょっと興味が！
ホルモン焼きうどんは、津山のもの的な感じやけど、
兵庫県佐用町が発祥らしいで、とのこと
なぬ？
そして、その佐用町にある
ホルモンうどん・鉄板焼き 『ふじ』
のは、うまい！という
やっとそういうの出てきた！
岡山で探すけん、あかんかったんか！
となると、俄然興味が湧くが、酒も飲まん夫婦の自分たちで、
夜も8時には布団に入るという生活だと夜におでかけはほぼしない
またまたチャンスがないな〜と思っていたが、
ひょんなことからお誘いがあった
村で仲良くしているカバン屋さん夫婦と『ふじ』に一緒に行くことに！
しかも常連だという！
ようやくありついたホルモン焼きうどん！
テーブルに備え付けた鉄板いっぱいに出された
そのホルモン焼きうどん、
シンプルにめっちゃ美味かった！
すごくこれ！といった特別な感想ではないが、
また食べたいくらい美味かった！
野菜たっぷりにコシのある麺、ホルモンが食べやすくコリコリ
味噌ダレと醤油ダレを混ぜてかけるのが通だということで、
その通りにやってみる
いや、マジでうまい！
（写真とかないけどな！）
というか他のお好み焼きや鉄板焼きのメニューも全部うまい！
そして最終的には店主がテーブルに混ざり、
そこに客として来ていた神戸牛を飼育している人、
『五冠王』というよくわからん異名の人も混ざり、
わちゃわちゃと地元人とも交流でき、
ホルモン焼きうどんのようにいろんなものが
混ぜ合わさったような会になってめっちゃ良かった
西粟倉村には居酒屋はないし、夜に飲みに行くという感じがないので、
とっても楽しい夜になった
はじめちゃん、誘ってくれてありがとー