#480 想像力の欠如が場を壊す
先週、とある社内研修をサポートしているメンバーと話をしていたところ、講師を招いてのオンライン講義で、講義中に質問やコメントができるチャットに、講師に対するネガティブコメントを投稿している人がいたそうです。
研修受講者は、講師の方から少しでも多くの学びを得て、自分の糧にしようと参加しているはず。
そもそも自分のキャリアや成長のために研修に参加しているにも関わらず、研修で招いた講師に対して、講義中に批判するなんて、あり得ないと思います。
その批判する人に対して、何人かが言っていたのは、「その人は、その分野において、講師の方よりバリューがない。バリューがない人が、バリューのある人を批判するのがわからない。」というようなことでした。
オンライン講義、かつコメントは文字なので、対面での講義で口頭で同じことが言える人なのかは定かではありませんが、その分野のエキスパートである講師に対して、受講者のほとんどが前向きに聴講している中で、話の腰を折るようなコメントは、講義を妨害する行為に他ならないと思います。
その人は、単なる「場を壊す人」だなと。
匿名でなく、自分の名前がわかられている状況ながら、そんなことができるのは、想像力がない人なのかな、と思いました。
さらに、他人をリスペクトできない人でもあるのかなと。
おそらく300人以上が聴講している場で、思ったことをそのままコメントし、「そのコメントをしたらどうなるか?」がまったく想像できなかったのではないかと思います。
想像力は、アイデアを生み出すときなどに使われることが多い言葉かと思いますが、自分の言動や行動が及ぼす影響を考えることも想像力です。
さらに、自分がどのような立場でそこにいるかも想像できていないようにお思います。
そんなに批判の意見があるのなら、その場を壊すようなことはせずに、身分を明かした上で個別にすればいい、とも思います。
さすがに場を壊すようなことまではしないまでも、私も想像力が足りないときがあるので、もう少し想像力を働かせながら人と会話できるようにならねばと思いました。