#418 新名史典『「部下力」のみがき方』読書アウトプット(2章)

新名史典さんの『「部下力」のみがき方』を読んだアウトプット。2章です。

2章 上司を動かせないと仕事の効率は上がらない

上司に、すみやかに相談や報告を行って仕事を進めたいのだが、上司が忙しくてなかなか話を聞いてくれない、という方はたくさんいることでしょう。上司は、とにかく忙しいものです。とくに、プレイングマネージャーという人も少なくないため、自分自身の仕事もたくさん抱えています。
(中略)
上司は上司で、重要なことは必ず部下から、随時相談してくるものと思っています。それを上司から、「どうだ? 何か重要な報告はあるか?」などと聞いてくれるほど、上司は暇ではありません。ですから、部下のほうからどんどん話かけることは、むしろ望ましいことなのです。ただしそのタイミングと方法は少し考える必要があります。
私も経験があるからわかるのですが、忙しい人は常に何かを考えています。その考えていることを中断させられることは、大きなストレスとなります。
ましてや、その考え事は上司にとってはかなり優先順位の高い問題であるはずです。であるなら、なおさら他の問題を考えている余裕などありません。上司は、そのような状態のときに無神経に話しかけられたり、電話などで思考を中断させられると、イライラはピークに達することになります。

P44-45 「上司がいない」という理由で止まる仕事

上司を動かすことができないと、仕事の効率は上がりません。そして、それは他部署、お客様、後輩とのコミュニケーションにも大いに関係します。
(中略)
仕事は人に助けてもらって初めて成り立ちます。すると、助けてもらうための術を持たないということは、組織で仕事をする人間にとっては致命的なハンデになります。そして、助けてくださる多くの人の中で、最も身近で、最も自分の仕事に影響を与える人が上司なのです。
逆に言うと、上司を動かす力を持つということは、組織と人を動かす第一歩なのです。自分の面倒を見てくれている上司を動かすことができなくて、他部署や他の会社の人、あるいは後輩を動かすことなどできません。
なぜなら、それらの人はあなたに動かされる義務がないからです。上司には、部下であるあなたの仕事を指導し、ときに適切に動いてあげる義務があります。ですから、本来は最も動かしやすいはずです。その義務がある上司を動かすことは、人や組織を動かす第一歩と言っていいでしょう。

P53-55 影響力のない人は、組織の中では無意味

2章では、上司を動かさないと組織と人が動いて仕事が進めることができないこと、その上司は上司で忙しい理由が書かれていました。
・上司も仕事を抱えている。
・上司は上司で優先順位をつけて仕事をしている。
・上司も自分の仕事を中断されたくない。
などと、具体的に書かれていまし。
部下である自分の仕事が、組織で最優先とは限らないことを常に意識して、上司とはコミュニケーションを取る必要がありますね。


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